ヨーロッパ周遊ツアーの選び方と注目ポイント

周遊ツアーと滞在型ツアーの選び方は全く違う！　特にヨーロッパ周遊ツアーでは注目ポイントがいくつもある

• 例えばイタリア周遊のツアーを探す場合、同じ旅行会社の中でも複数のイタリア周遊ツアーがあると思います。　その中から自分に合ったツアーを選ぶわけですが、どうやって選ぶか、それが問題。
• 旅行会社のカウンターでツアー申し込みを受けてくれるスタッフは、現地のことやツアーの流れを理解していないことが多いという事実をご存知ですか？　その当たりについては後で詳しくお話しますが、スタッフ任せでは無く、ご自身でもしっかりと確認することをおすすめします。
• そこで、いろいろと注目するポイントがありますが、その中でも見落としがちで重要なポイントをいくつか紹介します。

• 周遊ツアーの選び方と注目ポイント
• ツアーを申し込む旅行代理店選びについて
• リゾート地の選び方、旅行先を決める重要なポイント
• 新婚旅行の選び方
• ツアー予約申し込みのおすすめサイト　旅行会社の特徴を比較
• 格安ツアーの予約サイト　格安旅行会社の特徴を比較

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• 海外ホテルの格安予約おすすめサイト

周遊ツアーの選び方と注目ポイント

1. 一日の行程でどのくらい観光をして、どのくらいの移動距離があるのか？

   例えば見所の多い町を２ヶ所観光して、さらに数時間の移動を一日でこなさなければいけないという行程が忙しいのか、ゆとりある行程なのかぐらい素人でも判断できると思います。若い方ならある程度忙しいツアーでも短期間でいろいろと見て回りたいと思う人が多いでしょう。しかし、年齢が高くなればなるほど、忙しいツアーでは体力と足がもたず、せっかくの旅行が楽しめなくなってきますので、極めて重要な項目です。

   一般的に周遊ツアーの場合、格安ツアーであるほど、行程はぎっしりと詰め込まれた、ゆとりのない忙しいツアーになります。　つまり、中高年向けのツアーではないということです。
2. 食事は毎回付いているのか、自由食があるのか？

   これは多くの人がチェックしていると思うのですが、多くの方が全食事付きを望まれる傾向があります。　しかし、食にこだわりを持つ筆者から言わせれば、全食事付きよりも、ところどころで食事が付いておらず、町のレストランに自由に食べに行けるプランの方がおすすめです。

   何故かと言えば、特にヨーロッパですが、ツアーの食事はハッキリ言ってあまり美味しくないことが多いです。　とりわけイタリアの格安ツアーで出されるパスタは最悪です。　あれなら日本のファミリーレストランのイタリアンの方がよっぽど美味しいです…。　筆者が知るローマのレストランは、ツアーで行くとあまり美味しくないのですが、個人的に食べに行くととっても美味しいんです！　つまりどういうことかと言うと、ツアーでは食事代を極限まで切り詰めているということ。　仲の良いレストランのマネージャーにこんなことを言われたことがあります。

   「美味しいものを出したいけど、旅行会社が提示する料金では食材が限られるし、食べさせたい料理が作れないんだ。それで美味しいものを出せと言われても困るんだよ…」。

   こんな愚痴を筆者にこぼしていた事を覚えていますが、確かに納得。

   筆者の場合、食にこだわりがあるのでツアーで出される食事だけ食べて、その味がこの国の料理だと思って帰国してもらいたくないし、本当に美味しい物を食べて味を知ってもらいたいという気持ちが強いため、自由食がある町では極力、筆者のお気に入りレストランに食べに連れてってあげるのですが、それが出来る添乗員は残念ながらあまり多くはないので、添乗員に対して強く高望みしないで下さい。だいたい自由食でのレストラン案内は業務外ですし、ただでさえかなりのハードワークです…。　筆者は好きで案内している、と言うより、案内せずにはいられないだけ（笑）

   とにかく、美味しい物が食べたいのなら、ツアーの食事ではなく個人でお金を出して食べに行くこと！　美味しい物が食べたいのなら、しっかりと調べましょう。
3. 移動手段はどうなっているか？

   スペインのツアーを例に挙げると、格安ツアーでは移動手段が全てバスで、一日のバス移動は５〜８時間が普通。
   少し料金が高めのツアーでは、バスで５時間かかる距離ではAVE （スペインの新幹線）を使い、バスで８時間かかる距離では飛行機の国内線を使うのが一般的なスペインの周遊ツアーです。

   この２つのツアーでどちらがおすすめかといえば、それは後者に決まってます！
   一日８時間バス移動といったら、その日はほとんど観光無しで移動だけで一日が終わります。しかし、飛行機を使えばわずか４０分。バスで５時間かかるのがAVE なら１時間！　大幅に時間短縮出来るので観光も充実し、一日の行程にゆとりができるので、体も楽です。

   しかし、バスはツアー参加者の頭数でバス代をシェア出来るため安上がりですが、飛行機や列車はしっかり1人分の代金がかかってしまいます。そのため、旅行代金が随分と高くなるのです。

• 上記の理由から、店頭スタッフの知識不足から、お客さんに最適なツアーを紹介できていない、又は説明不足であることが多々あります。そのため、ツアー選びで失敗しているお客さんが多いのです。
• そこで、より適切なアドバイスをしてもらうために旅行代理店を選ぶ必要があるわけですが、正直なところ、旅行代理店選びというよりは、知識があるスタッフを探す必要があります。　しかし、これはちょっと現実的ではないですよね。そういうスタッフに巡り合えるのは運次第です。
• ではどうするか？　おすすめするのは、検討しているツアーの主催会社の店頭で申し込むということ。　例えば、JTB旅物語のツアーを検討しているなら、JTBの店舗で申し込む、ベストツアーなら日本旅行の店頭で申し込むということです。
• 理由は、当然ですが自社ツアーについては、他社ツアーに比べてツアーの詳細や特徴を知っているからです。　会社では自社ツアーについての研修を受けて勉強をしているのです。　それに対して他社ツアーについては、あまり情報を持っていません。
  何故なら、自社のツアーのことならアンケートや添乗員レポートなど様々な情報が会社にあり、詳細を自社添乗員に聞くことも出来ます。　しかし、他社ツアーの詳細情報は、なかなか入ってきません。当たり前ですが、詳細情報は企業秘密であり、自社ツアーの詳細情報を他社に漏らすことはないからです。

自由食はどうする？　言葉に自信がない方でも大丈夫な方法

右も左もわからない海外で、しかも言葉がわからないのでは個人で食べに行けるかどうか心配という方が圧倒的に多いと思います。
その場合、日本人が多い観光名所ならガイドブックで日本語メニューが置いてあるレストランが紹介されています。日本語メニューがあれば、メニューを指差しすればOKですから、言葉が分からなくても問題ありません。出発前にチェックしておきましょう。

団体ツアーの場合、現地での行動予定がはっきりしないため、自由食のレストランは現地で予約を入れる方が多いです。その際、添乗員に「このレストランを予約してください」と頼むのはマナー違反ですのでやめましょう。1組に予約をしてあげたら、参加者全員の予約をしてあげなければ公平は保てません。
しかし、添乗員は通常業務をこなすだけで精一杯。そのため予約行為は業務外です。ただ、会社として有料で予約代行は出来るので、それでも良ければ頼んでみましょう。

ツアーではレストランが予約されているので添乗員は指定されたレストランへ頻繁に足を運びます。ですから、ツアーでよく利用するレストランについては色々と知っています。しかし、毎度指定されたレストランにしか行けず、添乗員が個人的に食べに行ける機会はあまり無いですし、自由な時間が全く無いため自分で町歩きが出来ません。そのため、地元のレストランの知識がある添乗員は非常に少ないのが現実です。
つまり、自由食の時は、あらかじめガイドブックなどで自分で調べておくことをおすすめします。　または、現地のガイドさんが付く場合は、ガイドさんに聞くのも一つの手です。ガイドさんは地元在住の人ですから、非常に詳しいです。