イタリア個人旅行 2日目です。今日はローマ帝国の時代から“永遠の都”であり続ける世界遺産の町ローマをたっぷり1日観光です。ツアーでは行かない穴場やおすすめスポットもご紹介したいと思います。
ローマ1日観光 個人旅行で巡るおすすめの観光名所
ローマの観光名所・おすすめスポットをご紹介。個人旅行でも大丈夫!
ローマの観光名所・おすすめスポットをご紹介。個人旅行でも大丈夫!
イタリア個人旅行 2日目です。今日はローマ帝国の時代から“永遠の都”であり続ける世界遺産の町ローマをたっぷり1日観光です。ツアーでは行かない穴場やおすすめスポットもご紹介したいと思います。
おはようございます。旅行二日目の朝です。市内観光に出る前に、イタリアのホテルについてちょっとご案内しておきます。
まず左の写真、今回筆者が泊まった2つ星のホテルのお部屋ですが、ドアを空けたら目の前がベッドでスーツケースを開くのもやっとという感じです。あまりの狭さにビックリするかもしれませんね。
でも、ローマは他の町と比べて部屋が狭いことで有名で、特別このホテルが狭いわけではないんです。4つ星ぐらいのホテルでも、他の町の4つ星ホテルと比較したらローマは狭いので驚かないように。そういうものだと思ってください。この辺の事情はパリやニューヨークと同じで地価が高いので仕方ないんです。
写真の左側は便器、右側はビデ と言います。ビデの使い方は前向きで便器にまたがるか直接座って使います。ビデって何?という方、ここでは説明を省略するのでググってWikipediaをご参照。
ビデはイタリアではどの家庭にもある日常的な設備で、ふたや便座が無いので間違えることは無いと思いますが、くれぐれもビデで用を足さないように…。あと、筆者が添乗員時代にお客さんとこんなやり取りをしたことが。
奥様: | 添乗員さん、昨日バスルームにあった背丈の低い洗面台(ビデのことを言ってる)にお水を貯めてフルーツを冷やして食べたら凄く美味しかったわよ! |
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筆者: | (えっ!マジで? 食べちゃったんだ・・・ と思いつつ) この暑い時期、冷えたフルーツは美味しいですよね! |
奥様: | そ~なのよ! あの洗面台って便利よね! |
筆者: | イタリアのホテルには必ずあるし、凄く便利ですよ。(確かに便利。違う意味で(笑) 本当は今日バスの中でビデの話をするつもりだったんだけど、今回のツアーではビデの話をするのやめておこう・・・) |
随分前の話しですが、未だにこの会話は忘れません(笑)
お部屋のドアに鍵をさした様子です。
「別に普通の写真では?」と思われるでしょうけど、この写真、お部屋の中から撮影しています。そう、外側ではないんです。
つまり、このお部屋のドアは、ドアの内側に鍵をさして右方向にガシャンッ!ガシャンッ!と2度回して鍵を閉めるタイプのドアです。日本ではまず見かけないタイプですし、海外のホテルはオートロックでドアが閉まるという固定観念もあり「どうやって鍵を閉めるの?」と戸惑う方もちらほら。
イタリアではこの手の旧式ドアは珍しくないので、覚えておくといいと思います。それに、鍵の開け閉めに“コツ”が必要なホテル、イタリアには結構あります。建物古いですから…。
最後の写真はホテルの朝食です。イタリアの格安ホテルはこんな感じですが、イタリア人の家庭の朝食もこんな感じです。激甘のタルトや甘いクロワッサン(中にジャムが入ってる)とカプチーノだけという感じで、朝から野菜や肉、チーズなど食べません。
「イタリアは食べ物が美味しい!」という期待からガッカリする方もいらっしゃいますが、イタリアの朝食はかなり質素です。
ただ、3つ星以上のホテルになってくると、野菜、ハムやチーズなどいろいろ出てきます。
今日はまず朝一番でパンテオンに向かいますが、あいにくパンテオン周辺にはメトロの駅が無いため、ホテルの近くのバス停からバスを利用。本当は昨日 Piramide駅のメトロ券売機で1日券を買う予定だったんですが、うっかり買うのを忘れていたので切符を買うためにこの新聞スタンドに立ち寄り。
メトロ&バス共通の切符を駅ではなく町中で買う場合は、黒い看板に白抜き文字で T と書かれたタバッキ TABACCHI(タバコ屋さん)や、新聞スタンドで買うことが出来ます。これらの店はいたる場所にありますが、あいにく今日は土曜日で朝だったこともあり、どのタバッキも閉まっている…。こんな時は朝から開いているバール BAR(カフェ)の店員さんに聞けばどこで切符が売っているかすぐ教えてくれます。
例えば、「ドーヴェ コンプラーレ ビリエッティ アウトブス(又はメトロ)?」(バスの切符はどこで買えますか?)と、単純に単語を並べるだけでも通じるので挑戦してみては?
ということでこの新聞スタンドにたどり着いたわけですが、この店では1日券を扱っていないらしい…。仕方ないので、今日バスとメトロに乗る予定が5回、明日は1回あるので、1回券を6枚購入。
朝一発目から随分無駄な時間が。。。出来る限り、前日に(買える時に)切符や1日券を買っておくことを強くおすすめします。
ちなみに、切符や1日券には日付が入っていないので(そのために乗る時に刻印が必要になる)、買いだめしておいても大丈夫です。
尚、バスはある程度土地勘が無いと利用が難しいので、近くにメトロの駅が無いような場所へはタクシーを使ってもいいと思います。例えば、テルミニ駅からパンテオンやナボーナ広場まで10ユーロかからない程度。数人いれば割安です。近くにタクシー乗り場がなければUberの利用も便利でおすすめです。
やっとパンテオンに到着。日差しの都合で午前中に写真を撮りたかったため、朝一番でここに来ました。
ここで一つお知らせ!
今回のイタリア個人旅行では、ローマ、フィレンツェ、シエナの3都市を観光していますが、当サイトでは写真の大きさや枚数に限度があるため、その町の主なハイライトのみしかご紹介できません。
そこで、より多くの名所を大きな写真でご紹介できるよう、「1週間で巡るイタリア個人旅行 完全ガイド!」を 電子書籍 でご用意しています。写真だけではなく、今回のイタリア個人旅行で利用したホテルやレストラン情報も掲載。更に、個人旅行に役立つ基本情報、トラブルに遭った場合の対処のしかた、美味しそうに料理を撮るコツ、その他イタリアの旅がより楽しくなるコラムを盛り込みました。
これを1冊 スマートフォンやタブレット、ノートPCに入れておけばインターネットが使えない場所や機内でも当マニュアルを見ながら旅が出来るので、初めての個人旅行でも心強いと思います。
“ローマの休日”のラストシーンが撮影された広間として有名なコロンナ宮殿です。
アン王女と新聞記者 ジョンが再会、そしてお別れをした名シーンが思い出されますが、映画では白黒の世界だったのが実はこんなにきらびやか!
しかしここ、大変行きにくい穴場とも言える場所で、毎週土曜日の午前中しかオープンしていません。実は今回のイタリア旅行の出発日は、ここに行くために金曜日発の飛行機を選びました。まさに個人旅行だからできる日程調整ですね^^
ナヴォーナ広場。
ローマには様々な広場がありますが、中でもここは最も美しい広場として知られたローマのおすすめスポットです。広場にはレストランやカフェが並んでいるので、休憩や食事にも便利な場所で、名物ジェラートが食べられるお店などもあります。
また、夜ライトアップされた広場は幻想的で綺麗なので広場に面したレストランで夜景を見ながら夕食というのもおすすめですよ。場所柄お安くはありませんが^^
世界で10億人以上と言われるカトリックの総本山 サンピエトロ大聖堂です。ローマに来てここに行かない人はまずいないであろう最も人気のある観光名所で、これ以上豪華な教会建築は世界どこを探してもありません。
中は広くて見所が多いので、急ぎ足でも30分はかかります。
ちなみに筆者は11時頃来ましたが、中に入るための行列に30分ほど並びましたがこれでもまだマシなレベルで、バカンスとなる8月のピークシーズンで午後にのんびり来ようものなら炎天下で1時間以上列に並ぶことも。この時期はなるべく早い時間帯か午後遅めの時間を狙うのがおすすめです。
尚、バチカン美術館を見る人は、システィーナ礼拝堂近くの出口からサンピエトロ大聖堂に直接入れる抜け道があります。この抜け道を通れば行列に並ぶ時間を節約できるので、美術館を見てから大聖堂を見る順番がおすすめですが、知る人ぞ知る抜け道で案内表示もかなりわかりにくいです…。
サンピエトロ大聖堂の前に建つ聖ペテロ像。聖ペテロをイタリア語に訳すと“サン・ピエトロ” になります。なぜこの像が聖ペテロだとわかるのか? 右手に持っている物に注目。
写真が小さいのでわかりにくいですが、鍵を握りしめています。この鍵は「天国の扉」を開くための重要な鍵で、キリストが最も信頼していた弟子にこの鍵を託します。その人物が聖ペテロというわけです。
像の作者によって聖人の顔が違うので顔での判別は無理ですが、こんな感じで “聖人を表す目印” を見つけて判断できます。これは宗教画でも同じことが言えるので、ちょっとした予備知識があれば更に観光が楽しくなります。
バチカンを守るスイス衛兵。1500年代から現在も教皇領を守り続けていますが、やはり印象的なのはその制服。ミケランジェロによるデザインという話は有名ですが、実際このデザインになったのは20世紀のことで、基となったデザインもミケランジェロがデザインしたという証拠は何一つありません。つまり後付の話であるというのが一般的な見方です。
アルジェンティーナ広場にあるアレア・サクラという古代ローマの遺跡で、紀元前の神殿跡が残されています。ヴェネツィア広場からナヴォーナ広場に向かって歩く途中にあります。
ちなみにこの遺跡、「ブルータスお前もか!」という台詞で有名なカエサルが暗殺された場所で、紀元前44年3月15日の出来事です。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
ヴェネツィア広場にある巨大モニュメントなので、目印として覚えておくと良いと思います。バスは土地勘が無いと難しいですが、ここなら嫌でも車窓から見えるのでわかりやすいです。例えばテルミニ駅から64番のバスがここを通り、サンピエトロ大聖堂の近くが終点です。バス本数も多いので、64番は観光客でも使いやすいです。
筆者おすすめの超穴場レストラン!
古代ローマ時代の遺跡やパンテオン、遠くにサンピエトロ大聖堂まで望めるローマの絶景が眺められる展望スポットでもあり、場所的にも観光の合間に使いやすいです。料金もお手頃。
ただ、入口が非常にわかりにくい(知ってる人じゃなきゃまず立ち入らない場所です)ですし、超穴場で観光客が殺到するのも嫌なのでレストランの場所は電子書籍版でご紹介します。
フォロ・ロマーノ。ローマ観光でここは必見!
古代ローマ帝国の政治・経済の中心地だった最も重要な場所で「全ての道」はここに通じていたわけです。
この写真は外から撮影してますが、ご覧のように入場しなくても外側からよく見ることが出来ます。ただ、時間が許すなら、是非入場して中を歩いてみて下さい。“遺跡” をより実感できるので、古代ローマ帝国を散策した気分に浸れておすすめです。
古代ローマの繁栄の象徴とも言えるのがこのコロッセオ。皆さんがコロッセオにどんなイメージをお持ちかわかりませんが、ローマ帝国時代はかなり怖い場所だった所です。詳細は割愛しますが…。
尚、ここの入場券売り場はとても並ぶので、もし中に入るならフォロ・ロマーノで共通入場券を買い、フォロ・ロマーノの中を歩いてコロッセオ側の出口から出て、そのままコロッセオの入り口に進むのがおすすめ。筆者は何度も入場しているし時間の都合もあるので今回は入場せず。
ローマ4大聖堂の一つ、サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂です。
キリスト教を公認したコンスタンティヌス1世が最初に建設(324年)した教会、つまりローマ最古の教会で、現在の姿は17世紀の大改修によるもの。サンピエトロ大聖堂が建つまではここがカトリック最上位に位置した大聖堂で、現在もローマ司教=ローマ教皇の司教座があることから、その重要性は今も変わりません。ここはメトロで簡単に行ける場所なので、是非行ってみて下さい。
スカラ・サンタ(聖なる階段)という場所で、キリストが十字架にかかる前にこの階段を登り降りしたとされているため、熱心なキリスト教徒が訪れる名所。
この階段は大理石製で28段ありますが、1段ごとにお祈りをしながら、膝をついたまま階段を登らなければいけないという決まりがある、かなり宗教色が強い名所です。
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂の目の前の建物にあります。
マルグッタ通りです。この名前にピンと来た方は結構な「ローマの休日」マニアだと思います。そう、この通りは新聞記者 ジョンがアン王女を連れて帰ったアパートがある通りで、映画の設定では「マルグッタ通り51番地」でした。で、実際はというと、なんと映画の設定どおりの住所に撮影で使ったアパートが今も現存しています(人が暮らしているので扉はだいたいいつも閉まっている)。
とても雰囲気が良い道で、右側に見えるレストランもなかなか美味しいですしオシャレな感じで良いですよ。
ローマ市民なら誰もが知ってる、ローマで最も美味しいと評判のティラミスです。テイクアウトで買ってマルグッタ通りにある水飲み場(筆者お気に入りの隠れスポット)で食べました。
一番最初の感想は「デカイ!!」かな…。ファミリーマートの “俺の”シリーズ なんて目じゃない程デカイです。
肝心なお味ですが、まぁ美味しいけど量が・・・。っていう感じでしょうか(笑)
大の甘党の筆者も音を上げてしまうほど甘くて量が多いので、2人でシェアするのがおすすめ!
こんな感じで、本日のローマ観光は終了でホテルに戻りました。 ん?夕食は?
実はこの日、37度の猛暑で日本とは比較にならないあまりに強烈な日差しで日射病寸前…。完全に食欲不振に陥ったことや夕方に食べたティラミスの量が半端じゃなかったこともあって、夜は全く食べ物を受け付けず、あのティラミスが実質の夕食となってしまいました。。。
ローマの夏は本当に暑いです。日影が少なく常に強烈な日光を浴び続けることになるため、帽子や日傘など持参することをお勧めします。ミネラルウォーターも必ず持ち歩くようにし、観光をあまり詰め込まずに所々でカフェで休憩する時間を作りましょう。
しかし、今日は本当に歩きました。体力的にも限界です。ローマ1日観光でこれ以上名所巡りは無理でしょう。
ちなみに、今回トレビの泉には行っていません。ローマ観光では絶対に行くべきおすすめスポットですが、今回旅行をした2014年7月は大工事の真っ最中で、何も見れないという情報を事前に知っていたので行きませんでした。
本日巡ってきたローマの観光名所(行った順)
次のページはローマのホテルをチェックアウトし、フィレンツェへ向かいます。
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