ローマ フィウミチーノ空港に到着して市内へどうやって移動するのか、どんな交通手段があるのか、切符の買い方、メトロの乗り方、ホテルのチェックインなど、ローマを個人旅行するための全てが詰まった1ページです。
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イタリア1週間の個人旅行 目次
イタリア個人旅行 手配の仕方や準備についてイタリア個人旅行 1日目〜3日目までの旅の記録です
ローマ フィウミチーノ空港に到着して市内へどうやって移動するのか、どんな交通手段があるのか、切符の買い方、メトロの乗り方、ホテルのチェックインなど、ローマを個人旅行するための全てが詰まった1ページです。
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イタリア個人旅行 手配の仕方や準備について永遠の都 ローマについにやって来ました!
飛行機を降りたら、「Baggage claim (荷物受取所)」という表示に向かって進みます。
どの空港も、その国の言語と英語の表記というのが一般的です。表示に従って少し歩くと、モノレール乗り場にやって来ます。
行き先は一つしかないので何も考えず安心して乗って下さい。もちろん無料です。
モノレールを降りたら、再び「Baggage claim」の表示に向かって進みます。
Passport control(出入国審査場)にたどり着きます。
ここでは「EU圏のパスポート保持者」とそれ以外のパスポート保持者「All Passport」の2つの列に分かれるので、「All Passport」の列に並びます。
ここでは基本的にパスポートのみの提示します。日本人の場合、ほぼ何も聞かれることなくパスポートに入国スタンプが押され(押してくれないことも多々あり)、イタリア入国です。
尚、国によっては「Passport control」ではなく「Immigration」と表記している場合もありますが、意味は同じです。この列はEU圏のパスポート保持者用の列なので並ばないように。
入国審査が済んだら、再び「Baggage claim」の表示に向かって進むとスーツケースが出てくるフロア(バゲージエリア)に出てきます。ここに設置されているモニターを見て、自分が乗ってきた飛行機の荷物はどのターンテーブルから出てくるかを確認します。
尚、このモニターに表示されている時間は飛行機の定刻での到着時刻であり、実際の到着時刻ではありません。実際、今回は定刻よりも40分早く到着しています。そのため、時間は無視して飛行機の便名で探しましょう。
ちなみに、筆者が乗ってきた「ドーハ発 QR109便」の荷物は6番テーブルから出てくるようです。6番テーブルに来ました。この空港はいつも荷物が出てくるまで若干時間があるので、荷物が出てくる前にトイレを済ませておくと良いと思います。
荷物が流れてきたら各自でピックアップし、荷物に破損がないかを確認しましょう。
万一、荷物に破損、又は荷物が出てこなかった場合は、バゲージエリア内にある「ロスト&ファウンド・カウンター」に行き、荷物の預り証やパスポート、eチケットなどを提示して手続きをします。荷物を無事受け取ったら、「Exit」の表示に向かって進みます。
ちなみに、Exit つまり出口のイタリア語が「Uscita ウシータ」で、この単語は空港、駅、美術館など至る場所で出てくるので覚えておきましょう。出口は緑色と赤色の2つがあり、税関申告が必要な物を持っていなければ緑色の出口から外に出ます。
出口の自動ドアを出た瞬間、出迎えの人や到着したばかりの人でフロアは大混雑しており、あまりに騒然とした雰囲気にちょっとビックリするかもしれません。
これまでの空港内は、少なくとも国際線の飛行機に乗る経済力がある人達しかいなかったわけで、特に治安面で気にすることはほぼ無いと思いますが、出口を出た瞬間から治安状況はガラッと変わります。緊張する必要はないですが、ここから一気に気を引き締めましょう。
出口を出ると、目の前にタクシー乗り場や列車、バス乗り場の案内表示があります。フィウミチーノ空港からローマ市内(テルミニ駅)へのアクセス
この3つが一般的な交通手段で、中でも多くの観光客が利用するのが列車です。ちなみに、イタリア個人旅行が初めてという人の場合は、テルミニ駅から徒歩数分のホテルを選び、レオナルド・エクスプレスでテルミニ駅へ直行するのが最も簡単でわかりやすい方法です。
今回筆者が選んだ交通手段は各駅停車のローカル列車です。テルミニ駅から2つ先のメトロの駅がホテル最寄り駅であったため、ローカル列車で Roma Ostiense まで行き、そこでメトロB線に乗り換えるルートを取りました。時間的にもレオナルド・エクスプレスとあまり変わらず、価格は約半額です。
ただ、乗ってみて思ったのですが、この方法は個人旅行に不慣れな人には、ちょっと難しいかもしれません。また、階段が数か所あるので、荷物が多い人にも向きません。倍近い値段になりますし、テルミニ駅の人ごみの中を多少歩くことになりますが、素直にレオナルド・エクスプレスでテルミニ駅まで行き、メトロに乗り換える方が確実でしょう。
ただ、ローカル列車にチャレンジしたい人のために、実際筆者が乗ったローカル列車をそのままリポートしようと思います。
先程の自動ドアを出ると目の前に黄色の列車マーク(Train)が見えるので、そのサインにしたがって右方向に歩いていきます。
1〜2分歩くと左手に下りエスカレーターが見えてくるので、エスカレーターを下っていきます。基本的には列車マークのサイン通りに進めば迷うことはないと思います。
空港駅に着いたら、列車の切符を買います。ここで注意したいのが、列車には2種類あります。ガイドブックでも紹介されている「レオナルド・エクスプレス」(1st clasのみ)というテルミニ駅直行の快速列車とローカル列車(テルミニ駅には停車しない)です。
どちらの列車も券売機(クレジットカード利用可)で買うことができますが、レオナルド・エクスプレスは窓口でも購入できます(チケット売り場はいくつかあり、ホームを正面に見て左側の売り場は正規料金に2ユーロ上乗せしてるのでご注意)。
ちなみに、この空港駅は全体を見渡せる程度の広さしかないので、迷うことはありません。レオナルド・エクスプレスもローカル列車もこの券売機で切符を購入できます。クレジットカードで買えるのも便利です。ただ、もしこの後メトロに乗り換える予定がある方は、20ユーロ札などで購入してお金を崩しておいた方がいいです(売店でお水を買ったりして崩してもOKですが)。メトロの切符売り場は券売機のみで無人であることが普通で、券売機はコインと5ユーロ札しか受け付けないことが多いからです。日本でユーロに両替すると最低額が10ユーロ札なので、メトロの券売機は使えないのです。
尚、券売機の操作に不安がある方は窓口でも切符を買えますが、窓口が混んでいることが多いです。
券売機の操作はとても簡単です。まず最初に言語が選べるので、英語の場合はイギリス国旗をタッチし、BUY YOUR TICKET を押す。
すると、このような駅名の入力画面に変わります。
ローマ市内の場合は最初の画面で既に駅名が出ているので、行き先をタッチすればOKです。駅名をタッチすると出発時間順に列車のリストが出てくるので、乗りたい列車をタッチ。
すると、このよう切符の枚数を入力する画面に変わります。
大人○枚、子供○枚という具合で入力したら、画面右下の FORWARD (進む)をポチッと。出発駅と目的地、切符の枚数、合計金額を確認してOKなら画面右下の PURCHASE (購入)をタッチして支払画面に移ります。
ところで、レオナルド・エクスプレスはテルミニ駅まで14ユーロなので、ローカル列車は随分と安いですね。空港からローマ市内まで一律8ユーロです。支払い方法を選択する画面です。現金払いかクレジットカード払いか、どちらかをタッチします。
今回はクレジットカードで払いました。 CARDS をタッチすると、insert your card と機械がしゃべるので、右側のカードを差し込む部分にカードを一番奥まで差し込みます。
すると、暗証番号のボタンの上にある小さな画面に PIN という表示が出るので、暗証番号を打ち込み、最後に緑のボタンを押します。
カード認証が終わると、再度機械がカードを抜けと言うのでカードを抜いて下さい(カードは吸い込まれて自動で出てくるのではなく、抜き差しは全て手動です)。
カードを抜くと数十秒で切符が出てきて終了です。切符を買ったらホームに向かいますが、ホームの目の前にこのような電光掲示板があり、左側に行き先(終点の駅名)と出発時間、列車番号の記載があり、右側には停車駅と到着時間が記載。
この掲示板で、自分が乗る列車であるかを確認します。具体的には、自分が降りる駅の名前が右側の停車駅の中に記載されていればOKです。
筆者は Roma Ostiense まで行くので、掲示板を見る限り1番線に止まる列車で間違いないようです(掲示板を見ると ROMA OSTIEN. と言う具合に駅名が略されてます)。ホームの手前にこのような機械があります。切符の刻印機です。
基本的にヨーロッパの鉄道駅は改札が無く(地下鉄は改札有り)、このような刻印機に切符を差し込んでガシャンッという感じで切符に刻印する必要があります。
刻印をしないで列車に乗って車内で車掌さんに見つかれば、高額の罰金が科せられるのでご注意。必ず刻印することを忘れずに!1番線に列車が入ってきました。
筆者はこのローカル列車に乗ります。
尚、反対側のホームにはレオナルド・エクスプレスが発着しています。レオナルド・エクスプレスはローカル列車と比べてデザインも良く、車体横に赤い文字で Leonardo Express と書いてあるので見分けやすいです。ローカル列車の車内です。こんな感じで1階と2階に分かれており、スーツケースを置くスペースは全くありません。
座席がガラガラであれば、座席までスーツケースを持ってってもいいですが、そこそこ人が乗っているようであれば、真中のおじさんのように立ってるしかありません。
尚、レオナルド・エクスプレスの車内にはスーツケースを置くスペースがあります。Roma Ostiense に到着。これからメトロに乗り換えます。
まずは、Uscita(Exit)の表示に向かって歩き、階段を下って行きます。赤枠で白抜き文字で M の四角いマークがメトロのマークです。このMマークの表示に向かって数分歩きます。
もし、現時点でユーロのコイン、又は5ユーロ札を持っていない場合は、この通路にある売店でお水などを買ってお金を崩しておきましょう。この先にあるメトロの券売機はコイン又は5ユーロ札しか使えないからです。Piramide のメトロ改札に到着。
先程のローカル列車を降りたOstiense駅からここまでわずか5分。
改札前にある券売機でメトロの切符を買います。有人の窓口はありません。買い方はいたって簡単。
まず、国旗のボタンを押して言語を変えます。
切符には、BIT(一回券 75分有効)、BIG(一日券)、CIS(1週間券)、BTI(3日券)があり、欲しい切符のボタンを押します。
すると、+1や−1のボタンが出てくるので、切符の枚数を変更したい場合はボタンを押して枚数を変更。画面に合計金額が出るので、お金を入れるだけです。コインの入れ方は左の写真をクリックしてみて下さい。
尚、お札を入れる所には10、20、50ユーロ札の記載がありますが、嘘です。5ユーロ札しか使えません。改札手前の穴に切符を入れると、改札上部から切符が出てくるのでそれを引き抜き、改札を通るだけです。
ホームは2つありますが、自分が行く駅の進行方向の終点の駅名の表示があるホームに進みます。終点の駅名を間違えなければ、うっかり逆方向に乗ってしまうことは無いのでわかりやすいと思います。地下鉄ではありますが、Piramide は地上にホームがあります。
ちなみに、この明るさで現在20時10分です。本日7月18日ですが、夏の間は本当に日照時間が長いです。目的地の駅に到着。Uscita の表示に向かって進みます。もうExitという英語表記は無くなります。
尚、出口では切符は必要ありません。そのまま改札を素通りすればOKです。
ちなみに、ローマのメトロ駅はホームとコンコース(改札と切符売り場がある階)の間はエスカレータがあるのが一般的ですが、コンコースから地上へは階段のみであることが一般的です。
ですので、スーツケースが重い人はメトロの利用はおすすめしません。空港を出てから約1時間。やっとホテルに到着です!
ホテルに着いたら、まず最初にホテルのバウチャー(予約確認書)とパスポートを提示して、「チェックイン プリーズ!」と一言で通じます。通常、宿泊者カードを書いて下さいと言われることが一般的。内容は名前、住所、サインぐらいです。
この時に、朝食の時間と場所を聞いておきましょう。翌日チェックアウトの予定の人は、チェックアウト時間の確認も忘れずに。
尚、イタリアでは宿泊者のパスポート内容を控えておかなければいけない決まりになっているため、「30分後ぐらいにパスポートを取りに来て下さい」と言われることが多々あります。
ちなみに、このくらいのグレードのホテルの場合、ポーターやお部屋のチップは特に必要ないので、気にしなくてOKです。
もちろん、格段のサービスを受けたと思ったら気持ちを置くのは良いことだと思いますが。
ところで、イタリアってどのくらい英語が通じるかというと、ホテルやお土産店、観光客が多めのレストランであれば、日本と比較にならない程通じます。一般市民はというと、日本と同じでおじさん、おばさんにはなかなか通じないですが、若い人なら比較的通じます。つまり、中学レベルの英語力さえあれば、イタリア語がわからなくても旅行ぐらいなら特に問題は無いでしょう。
とは言え、「この単語を知ってるとかなり役立つ」というのはもちろんありますし、挨拶ぐらいはイタリア語でするべきだと思います。
そこで、下記にイタリア個人旅行で役立つ単語をいくつかご紹介。
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