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初めてのイタリア個人旅行 旅の仕方から予算まで完全ガイド!

イタリア個人旅行の様子を現地リポートでお届け! 電車の乗り方も簡単!

海外個人旅行の行き先としてヨーロッパは最も人気がある場所の一つですが、とりわけイタリアの人気は絶大! 食べ物は美味しいし見所もいっぱい、電車に乗ればどの町にも気軽に行ける。人気があって当然と言えば当然ですし、リピーターが多いのも納得です。

そうは言っても、海外旅行の経験は何度かあるけど全てツアーだし、個人で勝手がわからない国を旅するなんて無理無理!って思ってる方、結構いらっしゃいます。
でも大丈夫! そんな方のために、当サイト代表(以下 筆者)が実際にイタリア3都市(ローマ、フィレンツェ、シエナ)を個人旅行し、その旅の行程を順を追ってリポート。どう旅をしてきたのか? 旅費はいくらぐらいかかったのか? など、実際に行ってきた旅の詳細をお伝えしたいと思います。

極端な話、言葉の壁なんて関係ない! この通りに旅をすれば大丈夫! そんな、イタリア個人旅行入門者のための完全ガイドです。

「言葉の壁なんて関係ない」とは言いましたが、中学レベルの英語力は必須です。。。


当ページ内の目次

イタリア1週間の個人旅行 目次

イタリア個人旅行 手配の仕方や準備について
格安でおすすめの海外旅行保険

海外自由旅行をするなら必須! 後回しにすると忘れやすいのでお早めに!

海外旅行におすすめのタブレット活用術

海外旅行で役立つ新しい旅アイテム。タブレット活用術をご紹介。注目です!

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専属添乗員の同行するおすすめ個人旅行

イタリア個人旅行 1週間の日程表

旅行期間:2014年7月18日〜2014年7月24日
7/18(金) 東京 → ドーハ → ローマ
7/19(土) ローマ1日観光
7/20(日) ローマを午前中観光。
午後の列車でフィレンツェへ
7/21(月) フィレンツェから長距離バスでシエナ日帰り観光
7/22(火) フィレンツェ1日観光
7/23(水) フィレンツェから列車にてローマ空港へ直行
ローマから帰国(ドーハにて乗換え)
7/24(木) 東京到着

今回のイタリア個人旅行はたったの1週間! 旅行会社の周遊ツアーは最短でも8日間。8日間あっても忙しいというのに、1週間で楽しめるの? と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
ハッキリ言います。十分に楽しめます!

何故って、30人程度が集まる団体の周遊ツアーって、物凄く無駄な時間が多いんです。元添乗員の筆者が言うのですから間違いありません^^ トイレ休憩で30分を1日数回、毎日お土産屋さんに立ち寄り、集合場所で点呼、バスに乗り込んでも再度点呼、参加者の誰かが集合時間に遅れて全員で待つ・・・。無駄な時間を挙げたらキリがないという。。。でも、個人旅行ならそれが無いんです!
しかも、帰国日の飛行機を夜発で選ぶことも出来るわけで、時間的には8日間のツアーに引けを取りません。

それに、8日間も仕事を休むのは無理だからヨーロッパは諦めざるを得ないけど、1週間ならギリギリ休めるという方は結構いらっしゃいます。さすがに1週間では見る所は限られますが、2〜3都市に絞って1週間のイタリア個人旅行を毎年1回行けば、3年間で6〜9都市も観光できますし、そういう旅の仕方もありだと思います。毎年決まった楽しみがあるって素敵ですよね!

羽田空港に到着 〜 飛行機のチェックインまで

1.
羽田空港の両替所
羽田空港国際線ターミナル駅の改札階にある両替所。ここの両替レートは非常に悪いのでおすすめしない。
羽田空港の両替所で現金受け取り
用紙に受取り番号と名前を書くだけでユーロの現金が受け取れます。時間にしてわずか数分でした。

羽田空港国際線ターミナルに到着。通常はそのまま出発ロビーへ進むのですが、今回はその前に両替所に立ち寄り。

「駅に到着していきなり両替ですか?」というツッコミが入りそうですが、実は1か月前にマネーパートナーズのFXを利用してユーロに両替をしました。そのユーロを現金で受け取るためマネーパートナーズ指定の現金受け取り場所に立ち寄ったというわけです。

両替所に来たついでに本日のレートを確認してみると、1ユーロ=143.12円でした。筆者がFXで両替をした時のレートが 1ユーロ=137.50円 でしたので、1ユーロにつき5.62円も得をした計算です。仮に800ユーロ分を両替したとすれば、現金受け取り手数料の500円を差し引いても約4000円も得をしたことになります。10万円程度の両替だけでこの差額はとても大きいので、ちょっと得した気分です。 詳細:お得なレートで外貨両替 FXはお得か?

普通に日本円からユーロに両替する方は、この後で両替するチャンスがあるので、後ほどご案内します。ちなみに、イタリアの町中で見かけた両替所のレートは1ユーロ=148.81円だったので、日本で両替した方が随分お得です。


飛行機のチェックイン

ちょっと寄り道をしましたが、通常の流れはここから。

空港のモニター
出発ロビーに着いたらまず最初にこんな感じのモニターを見つけましょう。

空港に到着したら出発ロビーに向かいます。そこでまず最初にするのが、どのチェックインカウンターに行くか?の確認。

大体どの空港も出発ロビーに入ってすぐの場所に、航空会社や便名、時間などがズラリと並んだモニターがあるので、その中から自分が乗る便名を探し、どのチェックインカウンターに行けばよいか確認します。

空港のモニター
(クリックで拡大)
出発便モニター。出発時間から探すと見つけやすいです。

今回乗るのは、カタール航空 QR811 ドーハ行き 1:00発 の便です。モニターを確認すると、Cカウンターでチェックインすることがわかります。

ちなみに、出発時間が1:00から0:50に変更になっているようです。とりあえず、Cカウンターに向かいます。

羽田空港 国際線ターミナル
Cカウンターが見えてきました。
チェックインカウンター
チェックインカウンターです。写真一番右に Web Checkin Bag Dorop というカウンター、その左隣にはEconomyクラスのカウンターが並んでいます。

Cのカタール航空カウンターに着いたら、スーツケースと共に列に並び、自分の番が来たらカウンターでパスポートとeチケットを提示し、スーツケースを預けます。

すると、係員が羽田からドーハ、ドーハからローマまでの搭乗券(ボーディングパス)と荷物の預り証(クレームタグ)をくれるので、それを受け取ったらチェックイン終了です。時間にして10分かからない手続きです。

ちなみに今回はドーハで飛行機の乗換えがありますが、スーツケースはドーハでは出てこなく、最終目的地のローマで受取ることになります。

荷物の預り証ですが、目的地に到着してスーツケースを受け取るまで大事に保管しておき、無事受け取ったら破棄して構いません。

上記の手順が通常のチェックインの流れですが、今回は出発前日にオンラインチェックインという手続きをしてみました。オンラインチェックインとは文字通り、インターネットでチェックインを済ませるサービスで、本来は空港のチェックインカウンターで手にする搭乗券を自分で印刷して事前に入手できてしまうのです。
ただ、スーツケースを預ける必要があるので、結局チェックインカウンターに行く必要があり、「だったらオンラインチェックインなんてしなくてもいいのでは?」という疑問が出てきます。

では、なぜ筆者はオンラインチェックインをしたのか? 左の写真を見てみて下さい。

写真左に見える行列はエコノミークラスのチェックインカウンターに並ぶ列なのですが、写真一番右に Web Checkin Bag Dorop と書かれた誰も並んでいない(黒い服を着た女性はスタッフです)カウンターがあり、一組だけがカウンターで手続きをしています。このカウンターはオンラインチェックインを済ませた人がスーツケースを預けるための専用カウンターなのです。つまり、オンラインチェックインを済ませていれば、左側の大行列に並ばずササッとスーツケースを預けることができるんです。これは本当に便利で、今回は全く並ばずにわずか4分で荷物預け完了です。ちなみに、オンラインチェックインカウンターの名前は、航空会社によって違うので、航空会社の公式サイトで確認しておくと良いと思います。

尚、オンラインチェックイン専用カウンターでは、パスポートと印刷をした搭乗券を提示してスーツケースを預けます。

これで飛行機のチェックインは全て終了。何も難しいことは無く、あっけないほど簡単に終わります。
今回は羽田空港を例にしましたが、この流れは成田空港はもちろん、世界中の空港でも全く同じなので、この流れをわかっていれば特に会話力も何も必要有りません。

セキュリティーチェック 〜 出国 〜 飛行機に搭乗

2.

チェックインが終わったら「出発 (Departure)」 の表示に向かって進むと、セキュリティーチェックのゲートがあるので列に並びます。

羽田空港のセキュリティーチェック
セキュリティーチェックの列。夜11時でこのくらいの列で、並んでからセキュリティーを通って出国審査を終えるまで30程度かかりました。
パスポートと搭乗券
セキュリティーチェック、出国審査の時はパスポートと搭乗券のみ用意。
空港の搭乗口
今回は107Bの搭乗口から飛行機に乗りました。搭乗口は搭乗券に記載してありますし、モニターで確認することも出来ます。

セキュリティーチェック

ここではパスポートと搭乗券が必要なので、手に持って準備しておきます。金属探知機を通るので、腕時計を外し、ポケットから財布や携帯電話など金属類をすべて出しておきましょう。また、ノートPCやタブレットを持参している人は、カバンから出して備え付けのカゴに入れ、x線検査機に通します。

出国審査

セキュリティーチェックを通ったら、今度は出国審査場へ進み、列に並びます。自分の番が来たら、審査官にパスポートと搭乗券を渡し、出国のスタンプを押してもらって出国完了です。
尚、パスポートにカバーをかけている場合は、カバーを外した状態で渡す決まりになっています。

搭乗口へ行く

出国が済んだら、免税店がズラリと並ぶフロアに出てきます。搭乗券に記載されている搭乗時間までまだまだ時間があるとしても、とりあえず搭乗口へ行って場所と搭乗カウンターの電光掲示板を確認しておくことをおすすめします。稀に搭乗時間の変更など重要な変更事項が掲示されていることがあるからです。

日本ではあり得ない話ですが、海外の空港で搭乗口が何のアナウンスも無く変更されていたことがありましたが、早めに搭乗口へ行ったので気付くことができ、すぐに別の搭乗口へ移動することができたということがありました。

確認後は搭乗時間まで買い物するもよし、カフェでお茶したり、搭乗時間まで待ちましょう。

両替が必要な場合は、ここで両替しておくのがおすすめです。羽田空港の場合はこのフロアにいくつか銀行があるので両替レートを比較しやすく、最もレートが良い銀行で両替することが出来ます。
ちなみに成田空港の場合は、チェックインカウンターが並ぶ出発ロビー(セキュリティーチェックに並ぶ前)に銀行が多くあるため、出発ロビーで両替するのがおすすめです。

飛行機へ搭乗する

搭乗時間の少し前には搭乗口で待機し、搭乗開始のアナウンスが始まったらパスポートと搭乗券を手にして並び、飛行機に乗りますが、この時点で携帯電話の電源は切っておきましょう。

尚、出国の際の流れは成田空港はもちろん、世界中の空港でも全く同じなので覚えておきましょう。

その他、飛行機に乗ったら、すぐに時計を到着地(ドーハ)の時間に直すことをおすすめします。機内では日本の時間は忘れましょう。現地の時間を見ながら寝る、寝ないの調整をすることで時差ぼけ対策になるからです。

参考:海外旅行の時差ぼけ対策

ドーハのハマド国際空港に到着(飛行機の乗り換え)

3.
ハマド国際空港に到着

飛行機を降りたら、「Transfers」の表示に向かって進みます。


飛行機の乗り換え1

「Transfers」という表示に向かってひたすら歩きます。

乗り換え時間に余裕がある場合は適当にトイレに行ったりしてもOKですが、乗り換え時間にゆとりが無い場合は、この先のセキュリティーチェックで混雑しないうちに早めに歩き、トイレは後回しの方がいいです。
空港のセキュリティーチェック
セキュリティーチェック。どこの空港もこんな感じです。ノートPCやタブレットを持参している人はカバンから出してx線検査機に通しますが、これはどの空港でも同じ決まりです。

しばらく歩くと、セキュリティーチェックが見えてきます。セキュリティーチェックでは次に乗る飛行機の搭乗券が必要なので、羽田空港でチェックインをしたときに受け取ったドーハからローマの搭乗券(乗継便の搭乗券)を用意して列に並びます。

もし、羽田空港で次に乗る飛行機の搭乗券を受け取っていない場合は、セキュリティーチェックに並ぶ前にトランスファーデスクに立ち寄り、eチケットを提示して次の搭乗券を受け取ります。

セキュリティーチェックは羽田空港の時と同様、手荷物をx線検査機に通して金属探知機をくぐります。

尚、海外の金属探知機は日本の空港以上に感度が良いことが一般的で、日本の空港では引っかからないベルトの小さなバックル程度で反応する傾向が強いので、面倒ですがあらかじめベルトを外しておいた方がいいです。
出発フロアへの案内表示

セキュリティーチェックを通過したら、「Departures」の表示に向かって進みます(空港によっては「Gates」という表示の場合もあり)。

つまり、飛行機の搭乗口に向かって歩くという事です。
搭乗ゲートの案内モニター(クリックで拡大)

ちょっと歩くと、免税店などのお店が立ち並ぶ賑やかな場所に出てくるので、お店を覗きたくなるかもしれませんが、まずは飛行機の便名がズラッと並んでいるモニターを探し、次に乗る飛行機の搭乗ゲートを確認します。

日本で受取った乗継便搭乗券には搭乗開始時間の記載はありますが、搭乗ゲートの記載が無いのが一般的です(搭乗時間が近づかないと出発ゲートが決まらないため)。

ちなみに今回は次に乗るローマ行きの搭乗開始時間まで6時間あり、まだ時間が早すぎてモニターには表示されていないので、お店を見たりお茶したり、インターネットをやったり(ハマド空港内はWiFiフリー。不安定でしたが。。)して時間を潰しました。
搭乗ゲートをモニターで確認

羽田空港で受け取った乗り継ぎ便の搭乗券に記載された搭乗開始時間の2時間前ぐらいに再度モニターで確認すると、次に乗る飛行機の搭乗口が表示されていました。

次に乗る飛行機は、カタール航空 QR109 ローマ行き 13:50発 の便です。モニターを確認すると、B7 Gate (B7搭乗口)から飛行機に乗ることがわかります。
搭乗ゲートの案内表示

広い空港のため、B、C、Dといった大まかな表示になっています。筆者が乗る飛行機は B7 Gate なので、とりあえず B の表示に向かって歩きます。

しばらく歩くと、B1〜B10という具体的なゲート表示が出てきます。

ちなみに、ゲート周辺にはお店やカフェはほとんど無く、待つための椅子がたくさん並んでいるだけなので、搭乗まで時間がある場合は免税店が立ち並んでいる賑やかな場所の方が面白いです。カフェやレストランも豊富にありますし。

ただ、搭乗開始時間の30分くらい前には搭乗ゲートへ向かい、搭乗ゲート近くで待機していた方が安心です。
搭乗ゲート

B7 Gate に到着。
搭乗開始になったらパスポートと搭乗券を手に持ち、飛行機に乗ります。

尚、ハマド国際空港内の施設についてはこちらのページで紹介しています。 ハマド国際空港内の施設


次のページは、ローマ フィウミチーノ空港に到着です。
ローマに到着〜市内観光
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今ご覧頂いているWeb版の全11ページに加え、個人旅行に役立つ基本情報、トラブルに遭った場合の対処のしかた、美味しそうに料理を撮るコツ、その他イタリアの旅がより楽しくなるコラムを盛り込み、今回のイタリア個人旅行で利用したホテルやレストラン情報も掲載。更にイタリア個人旅行での写真を30枚以上追加しています。

これを1冊 スマートフォンやタブレット、ノートPCに入れておけばインターネットが使えない場所や機内でも当マニュアルを見ながら旅が出来ます。詳しくは左記の表紙画像からご覧ください。