海外旅行や海外出張で役立つモバイル機器といえばポケットWiFiルーター。WiFiルーターをレンタルしておけば海外でノートパソコンやタブレット、スマートフォンでインターネットを使えるようになります。
そこで、WiFiルーターのレンタル価格やサービス内容などを比較し、旅のプロがおすすめするWiFiルーターをご紹介したいと思います。
目次
- WiFiルーターのレンタル価格の比較
- おすすめのWiFiルーターはコレ!
- WiFiトラベルのレンタル価格表
- データ通信量の目安一覧
- SNSの動画自動再生に注意!
- 通信量を少なく抑えるコツ
- WiFiルーターとSIMの比較
- WiFiルーターって何?
海外WiFiルーターのレンタル価格の比較
ポケットWiFiルーターは海外旅行前に日本でレンタルしましょう。
旅のプロがおすすめするWiFiルーターのレンタル会社4社で価格などを比較します。
ポケットWiFiルーターのレンタル会社比較
アメリカ7日間レンタルする場合
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- アメリカ7日間
レンタルする場合 - レンタル料(7日)
- 安心保障
- 空港受取り場所
- 空港受取り手数料
- 宅配受取り手数料
- サポート体制
- 利用可能国
- 合計(宅配受取りの場合)
- アメリカ7日間
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- 海外WiFiレンタルショップ
- レンタル料(7日)5740円(4G 1日1GBで600円)
- 安心保障2310円
- 受取り場所自宅やホテルなど宅配可能な場所、ローソン、ミニストップ、西新宿の店舗
※空港不可 - 空港受取り手数料空港受取り不可
- 宅配受取り手数料宅配料&返送料 1100円
- サポート体制24時間
- 利用可能国世界135国以上
- 9,150円
電源を入れてない日はレンタル料無料! - 見積・申し込み
結局どのポケットWiFi が安い?
単純に料金比較をすると、WiFiBOXが最も安いですが、レンタルするにはスマホ操作が必須となるためスマートフォンを持っていない方やスマホ操作に慣れていない方には不向き。また、宅配受取りに対応しておらず空港受取り必須のため、出発当日に早めに空港に行けない方にも不向きです。
次に安いのがWiFiトラベル。サービス内容もバランスが良く、若い方からご年配の方まで、旅行から出張まで幅広く対応。特に安心保障がレンタル料の15%と非常に安いため、レンタル日数が増えるほど他社よりも安いです。
尚、1日500MBあれば、メールやSNSのテキスト送信、LINE音声通話、配車アプリやGoogleマップ利用、翻訳アプリ、情報検索など一般的な用途は全く問題ないはずです(SNSの写真投稿が多い人や動画を見るなら「無制限」にしましょう)。
その他に注目したいのは、使い方によっては 海外WiFiレンタルショップ が安いです。このポケットWiFiは「電源を入れていない日は通信料が無料」になるという凄い特典があります。例えば旅行期間の初日と帰国日の2日間は飛行機移動のため全く電源を入れないことは多々ありますが、この場合だと2日間分の通信料が0円になるわけです。上記のアメリカ7日間レンタル比較表を例にすると、レンタル料が5740円-未使用の2日間分1200円=4540円になり、かなり安くなります。尚、申込み時はレンタル7日分で5740円の請求になりますが、帰国後にポケットWiFiを返却すると未使用分の日数が引かれて請求確定になる仕組みです。ちなみに、このポケットWiFiは空港受取りが出来ないので必ず宅配で受け取る必要があります。
どのレンタル会社のWiFiルーターが最も速度が速いか?データ通信量は?
通信速度はどのレンタル会社も同じです。現地で契約している通信会社がほぼ同じだからです(つまり現地の通信会社に依存)。結局は料金やプランで比較することになります。
4Gと3Gの速度の違いにも注目
WiFiレンタル会社による通信速度やデータ通信容量の違いは大差が無いとは言いましたが、各社よって3Gと4G(LTE)の速度プランや通信容量別のプランを設定しています。
3Gと4G(LTE)のメリット・デメリット
- レンタル料金が最も安い
- 電波が障害物に強く、建物内でも比較的WiFiが入りやすい
- 4Gよりも通信エリアが広い
- 4Gと比較すると通信速度が体感レベルで遅い
- 3Gの通信速度と比較して5倍以上も速い
- WiFi電波は障害物に遮られやすい
- 3Gと比較するとレンタル料金が少し高い
3Gと4G(LTE)ではこのような違いがあるため一概に4Gがベストとは言い切れず、どのような用途でWiFiを使うのかによって、3Gと4Gのどちらのプランにするかを選ぶのが良い選択でしょう。
参考までに屋外であれば、地図アプリは4Gの方が圧倒的に早くてサクサク動くのでストレスがありません。しかし、屋内でのLINEやWhatsAppなどの無料通話(インターネット通話)を使うなら確実に3Gの方が通話が途切れにくいです。
ただ、ちょっとした検索やメール程度の利用であれば3Gで全く問題はありません。
おすすめのポケットWiFiルーターはコレ!
上記の価格比較だけでなくレンタル各社のサービス内容などもいろいろと比較してみましたが、誰に対しても最も使い勝手がよくお勧めできるWiFiレンタル会社は WiFiトラベル のレンタルWiFiです。理由はいろいろありますが、おすすめポイントは下記の3つです。
- WiFiルーターのレンタル価格が安く、安心保証料とオプションが超良心的
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他社と比較しても手頃なレンタル料はもちろん魅力ですが「安心保証料」が格安なのも大きなメリットです。他社では「1日330円」という価格設定ですが、WiFiトラベルでは「レンタル料の15%」です。つまり、レンタル1日800円なら安心保証料は1日120円という格安料金! WiFiルーターは常に持ち歩く精密機器で多くの人が利用するレンタル機という都合上、稼働時間は相当なもの。やはり安心保証があると安心です。
また、予備バッテリーなどのオプションも他社では「1日数百円」という価格設定ですが、WiFiトラベルでは「1回のレンタルにつき500円」という超良心的な価格設定です。
- 宅配受取りが実質無料!
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他社では空港受取りを無料化していることが一般的ですが、WiFiトラベルは空港受取りを有償にしている代わりに宅配受取りが実質無料になっています。各社とも「空港で受取れる」ことを売りの一つにしていますが、筆者は自宅受取りをお勧めしています。事前にWiFiルーターを受取っている方が安心で確実だからです。空港受取りの場合、ただでさえ忙しい出発当日にカウンターまでWiFiルーターを取りに行く必要があり、聞きたいことがあっても質問する時間もありません。
尚、宅配受取りは基本650円かかりますが、当サイトからの申込みで無料になります。当サイトからの申込み特典ですので気軽に利用してみて下さい。
- WiFiルーターの返却が便利で安い!
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帰国した際はすぐにWiFiルーターの返却をする必要がありますが、WiFiトラベルはレターパックによるポスト返却(2台まで)が出来ます。料金もわずか370円なので宅配便で返却するよりも安いです。このレターパックはWiFiルーターに同封されています。帰国直後で疲れていてもポストに投函するだけなら簡単です。
- スマホやタブレットのレンタルプランもある
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便利なのがタブレット(iPad)+WiFiのレンタルセットプランです(1日400円。安い!)。GPSを利用して町歩きすれば道に迷う心配も無くなりますし、旅行中に仕事のメールなどもチェックしたいという時にも便利で利便性が高いです。また、日本で使っているスマホは海外旅行に持っていきたくない!という方ならスマートフォンもレンタルできます(1日500円)。
WiFiトラベルは海外WiFiルーターのレンタル会社としては後発組で知名度は高くない気がしますが、お得な料金で便利なサービスを展開していてクチコミの評判も良いです。ただ、WiFiトラベルのおすすめをいろいろ紹介してきましたが、他社との比較でやはりデメリットも当然あります。
WiFiトラベルのデメリットについては当ページで触れていますので、利用の前に確認してみて下さい。
当サイトからWiFiトラベルの申し込みで宅配受取り手数料が無料になります!
WiFiトラベルのWiFiルーター レンタル価格表(1日500MBプラン)
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- 790円
- 韓国、ベトナム、カンボジア、マレーシア
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- 850~940円
- 香港、インド、UAE(ドバイ)、フィリピン、ペルー、ラオス
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- 1030円
- アメリカ(ハワイ含む)、カナダ、インドネシア、シンガポール、e.t.c.
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- 1190円
- ヨーロッパ、トルコ、オーストラリア、アルゼンチン
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- 1270円
- 中国
その他、WiFiトラベルでは下記の様な面白いレンタルプランもあります。
- ヨーロッパ周遊WiFi ・・・ 1520円~ / 1日
- WiFiルーター1個でヨーロッパ39か国で利用できるレンタルプランで、ヨーロッパを2か国以上行かれる方におすすめ。他社と比較してもかなり安く、1日500MB、無制限で料金が変わります。
- 世界周遊WiFi ・・・ 1620円~ / 1日
- WiFiルーター1個でアジア・中東・ヨーロッパ・北米、南米、アフリカなど世界127か国で利用できるレンタルプランです。例えば、世界一周の旅行ならコレで決まりです! その他、クルーズでの周遊、飛行機の乗り継ぎ空港でインターネットが使えるというメリットも。1日500MBと無制限から選べます。
- アジア周遊WiFi ・・・ 1420円~ / 1日
- WiFiルーター1個でアジア13か国で利用できるレンタルプランです。1日500MBと無制限から選べます。
基本的に上記周遊コースのプラン以外は、『WiFiルーター1個=1か国』となり、2か国行く場合はWiFiルーターを2個レンタルする必要があります。
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レンタルWiFiの通信量を少なく抑える裏ワザ・コツ
- instagramやTwitterなどのSNSに写真をアップする場合
- 例えば、iPhone SEで撮影した写真の画像サイズはデフォルトで3,024×4,032pxで、ファイルサイズは3M~4M程度とそれなりに重いです。そこで、写真をリサイズできるアプリ等を使い、1280×960ぐらいまで小さくすれば1枚300KB前後まで圧縮できます。こうすることでアップロードにかかるWiFi通信量を大幅に減らすことが出来るのでおすすめです。
- 写真をiCloudなどのオンラインストレージに保存する場合
- 1000万画素のデジタルカメラで撮影した写真は1枚3~5MB程度と非常に重く、50枚アップロードすれば簡単に200MBを消費します。そのため、iCloudはOFFにしておいたり大量に保存する必要がある場合は、レンタルWiFiではなく、ホテルのWiFiを利用すのがおすすめです。
- 動画サイトはなるべく見ない
- 上記でご紹介したデータ通信量の目安の通り、YouTubeやニコニコ動画といった動画はWiFi通信量が大幅に増えるため、おすすめしません。注意点として、SNSに投稿された動画が自動再生されないよう設定しておくことをおすすめします。
- 通話アプリの使用を控える
- LINEやWhatsAppといった通話アプリを使いたい場合は必要最低限の会話に抑え、テキストメッセージ中心の利用がおすすめです。また、ビデオ通話は出来る限り避けましょう。
- ホテル滞在中はレンタルWiFiは使わずホテルのWiFiを使う
- ホテルによって異なりますが、もしホテルで無料WiFiが使えるのであれば積極的にホテルのWiFiを使い、レンタルWiFiのルーターは電源を切っておくのがおすすめです。
ポケットWiFiルーターとSIMの比較
ポケットWiFiルーターとSIM、どちらにしようか?と迷う方はそれなりにいらっしゃると思いますが、下記のような違いがあります。
- スマホの設定が不要。ルーターの電源を入れるだけで誰でも簡単に確実に使える
- 複数端末で同時に利用可能。家族や友人との旅行に便利でSIMを人数分買うより安い
- ルーターの電源を入れたら1分かからずネットが使えるようになる
- 荷物が増える
- 1日電源入れっぱなしだと内臓バッテリーがもたない
- レンタル料金が安い
- 荷物が増えず扱いも楽
- スマホの設定が必須である程度設定をいじれる人でないとハードル高め
- 現地でSIMを買う場合、ショップを捜したり購入に時間がかかり、スケジュールが詰まっている人には不向き
- スマホの設定完了後、ネットが使えるようになるまで数時間かかることがある
- 購入したSIMが確実に使える補償は無く、WiFiルーターと比較すると確実性で劣る
このようにメリット・デメリットを比較すると結構ハッキリとした違いがあるのがわかります。値段以外での判断基準としては、何人で、誰と行くか、設定する自信があるか、現地でSIMを買う時間があるのか、確実性を求めるか、この辺がポケットWiFiルーターにするか、SIMにするかの判断基準になると思います。
ちなみに、海外でSIMを購入する場合は購入したお店でスマホの設定をしてくれることが多いです。その場合、スマホの言語が日本語のままだと設定が出来ないことがあるので、言語を英語にしておくとスムーズに事が進みます。
その他、スマホにある程度明るい方には eSIMもお勧めです。物理SIMは設定してから使えるようになるまで数時間かかることがある一方、eSIMは最短で30分後には使えるようになりますし、物理SIMのように購入してからSIMカードが届くのを待つ必要がありません。海外で必要になった時にオンラインで購入してその場で使えるのも魅力。ただ、eSIMはオンラインにて設定が必須でやや手間があるので、ある程度操作に慣れている人向けかもしれません。
尚、筆者がeSIMを使う際はいつもairaloというeSIMを使っています。設定が比較的簡単で現地でしっかり使えていますが、これは本当に便利です。