ドロミテ街道を個人旅行
絶景ドライブを満喫しよう!ドロミテ街道を絶景ドライブで個人旅行

イタリアの世界遺産 ドロミテ街道 個人旅行で絶景ドライブの旅

ツアーでは味わえない個人旅行ならではの穴場スポットをのんびりと満喫します!

今日は今回の旅のハイライトの一つ、イタリア・ドロミテ街道をドライブしながらコルティナを目指します。おすすめの絶景ドライブコースと展望台を巡ります。


当ページ内の目次

スイス・イタリア山岳リゾート10日間の個人旅行 目次

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世界遺産 ドロミテ街道のドライブへ出発!

5日目 2014年7月5日(土)

ホテルの宿泊プランには朝食が含まれていなかったので、インスブルック駅内のカフェで朝食。
たまにはホテルではなく地元の人に交じってカフェで朝食も良いものですね。ホテルの朝食と比べて破格の安さですし。

インスブルック駅構内
インスブルック駅の地上階からエスカレーターで下って奥の方に飲食店がいろいろとあります。カフェやデリなどは朝からオープンしてるので便利です。
駅構内のフードコートで朝食
いろんな種類のサンドイッチやマフィン、サラダやドリンクなど揃っているので朝食には困りません。
ドロミテ街道の絶景ドライブに出発

手配していた専用車がホテルに到着。

ドライバーさんがホテルのロビーに迎えに来てくれたので、スーツケースを積み込んで朝9時に出発。インスブルックからチロルの山々を超えてイタリアを目指します。

大型観光バスとは違い、専用車はプライベート感が満載です! 特に空調がしっかりしているのでとても快適です。バスだと前と後ろでは温度差などがあり完璧な空調は期待できませんからね。

ちなみに、専用車はドロミテ観光を手掛けるイタリアの現地旅行会社に直接依頼しました。
日本の旅行会社を通すと料金が高く付くので、筆者はいつも現地旅行会社と直接やり取りをしています。
ドロミテ街道
あっという間にイタリアに入国。チロルの山々の眺めが素晴らしいです。オーストリアとイタリアは出入国審査が無く、国内旅行の感覚で国境を行き来できます。
フネス渓谷の絶景スポットへドライブ
ドロミテ観光の一番最初の目的地に近づいてきました。ご覧の通り、大型バスは絶対に入れない道を進み、個人旅行ならではの穴場スポットを目指します。
サンタマッダレーナ村のおすすめ絶景スポット
奥に見えている山はオードレ山群。世界遺産ドロミテを代表する絶景です!

本日のドロミテ観光の一番最初の目的地、フネス渓谷のサンタマッダレーナ村に10時半頃到着。

ごく一部のツアーでもこの村に立ち寄るツアーはありますが、バスが入れるところが限られているのでここに来るにはそれなりに歩かないとたどり着けない場所です。
ただ、今回は専用車を使ったので車を降りたら目の前にオードレ山群(ドイツ語ではガイスラー山群)と牧草地帯が広がる絶景という贅沢^^

ちなみにこの場所、ドロミテのパンフレットやポスターに使われる写真の撮影スポットでもある穴場です。

ポスターのような綺麗な眺めを見たければ午後がおすすめ。午前中は逆光ぎみなのでポスターのようには写りません…。
とは言え、サンタマッダレーナ村はドロミテの端っこに位置していて、とってもアクセスしにくい場所のため、よほど時間がある日程じゃないと午後に合わせるのは難しいんですよね。
専属ドライバーと専用車はおすすめ!

今回のドロミテ街道ドライブのドライバーさんとオペルのステーションワゴン車。

ドライバーはパオロさんという方で、英語も堪能、とってもジェントルマンで知的なお方です^^

そしてこのパオロさん、何を隠そう今回の専用車を手配した現地旅行会社 オイデンツアーの社長さんです(笑) わざわざ筆者旅行のために社長さん自らドライバーとして、いろいろと穴場を案内してくれました。感謝です!

ちなみに、パオロさんの奥様は世界遺産ドロミテを知り尽くした日本人ガイドさんなので、メールのやり取りは奥様を通じて日本語でOK。ハイキングガイドとして同行もしてくれる頼もしい方です。
ドロミテ街道の絶景

見渡す限り牧草が広がるサンタマッダレーナ村はとっても気分が良く、のんびりした時間が流れます。

奥に見えるのは山小屋ホテル。

こんな場所でのんびり滞在っていうのも贅沢で良いかもしれませんね。心から癒されそうです。

今回の旅はここで宿泊するほどの時間は無いので、ホテル内でカフェしてちょっと一息。1時間ほどの村滞在となりました。
サンタマッダレーナ村の小さな教会
ザンクト・ヨハン教会。3つ上の絶景写真中央右側に写っている村の教会です。礼拝堂?と思うくらい、本当に小さな教会です。
サッソルンゴの絶景
サンタマッダレーナ村を離れて1時間ほどドライブするとサッソルンゴ(3,181m)が見えてきました。
ザンクト・ヨハン教会での結婚式
なんと! 教会では結婚式をやっていました! 新郎新婦、神父さん、カメラマンで教会内は満席(笑) 素敵過ぎる!
ドロミテ街道・サッソルンゴの絶景
こちらもサッソルンゴ。見る角度が違うだけで違う山に見えます。
ドロミテ街道・セッラ峠の絶景

急勾配のヘアピンカーブをいくつも超え、セッラ峠(2,244m)に12:45到着し、10分程度写真タイム。ここからセッラ山群やサッソルンゴなどドロミテらしい山々の見晴らしが素晴らしいです。

このセッラ峠周辺の峠道は絶景の宝庫で、ドロミテ街道の中でも特に景色の良いドライブコースでもあります。そのため、バイクのツーリングで大変人気があるので大型バイクをよく見かけます。

ただ、このバイクが地元では大きな問題になっていて、ハイシーズンは週1で死傷事故を起こしているとのこと。無理な走りをするライダーが多いようで、90%がドイツ人ライダーだそうです。もし個人でドロミテ・ドライブを計画している方は、バイクに十分ご注意を。その点、この地域を熟知している専用車は安心です。
ポルドイ峠(2239m)
食後に写真左上の山の上までロープウェイで登ります! 山の上に黒く出っ張った箇所があるのですが、わかりますか? その黒い部分がロープウェイの発着所です。

ドロミテ街道で最も標高の高い峠 ポルドイ峠(2,239m)に13:15到着。ここにはドライブイン(セルフサービスのレストラン)やホテル兼レストランがいくつかあるので、観光と食事を組み合わせやすく便利です。

今回は込み合っていませんでしたが、あと1週間もすれば一気に人が多くなり、駐車場は車だらけで駐車場所の確保も難しくなる人気スポットです。

筆者一行もここで昼食。スイスから始まりイタリアへ入国して最初の食事です。時間はかけられないけど美味しいものを食べたい!ということで、ピッツァを食べることにしてHotel Savoiaへ。ここのレストランはピッツェリアでもあるので窯を持ってるんです。

肝心なお味はさすがイタリア!! スイスには申し訳ないけど、やっぱりイタリアは超美味しい(笑)

こんな山の上で本格的なピッツァが食べられるとは本当に幸せ^^
ポルドイ峠のレストラン Hotel Savoia
Hotel Savoia内のレストラン。とても落ち着いた内装で料理も美味しいと評判。筆者おすすめのレストランです。
イタリアの美味しいピッツァ
プロシュート、モッツァレラ、トマトソースのシンプルなピッツァですが、塩気と旨味、焼き具合が絶妙! 山奥でもここはイタリアなんだと実感^^
ポルドイ峠のロープウェイ乗り場
ポルドイ峠のロープウェイ乗り場

食後にロープウェイ乗り場へ。ここでチケットを買い、ロープウェイで一気に崖上のサッソ・ポルドイ展望台へ登ります。

写真右端のドイツ国旗の上の崖上が展望台。ここから711mの標高差がありますが、わずか5分で到着です。

ちなみに、ロープウェイ乗り場の左奥の建物がドライブイン(セルフサービスのレストラン)になっていて、トイレもあります。
ポルドイ峠の絶景展望台
別の惑星に来たかのような、荒涼とした世界が広がっています。

サッソ・ポルドイ SASS PORDOI(2,950m)に到着。

写真中央奥に見えている山がセッラ山群の最高峰であるピッツ・ボエ(3,152m)です。積雪が無ければ山頂までトレッキングすることが出来ますが、整った道ではなくゴツゴツした岩場の斜面を登って行くといった感じなので、ご年配の方にはかなりきついです。
ただ、頂上からの眺めはまさに絶景。頂上には山小屋もあり軽食も食べられます。

ここは森林限界線を越えているため植物はほぼ見られませんが、高山植物のお花が咲いていることもあります。
世界遺産ドロミテの絶景パノラマ

「ドロミテで一番眺めのいい展望台」と言われるだけのことはあり、それは素晴らしい絶景が広がります。

写真中央に見える山はサッソルンゴ(3,181m)で、この展望台からは、トファーナ、ソラピス、アンテラオ、ペルモ、チベッタ、
マルモラーダといったドロミテの有名な3000m級の山々を見晴らすことが出来ます。

ちなみに、展望台と言っても建物ではなく360°見渡せる吹さらしの崖の上。日本では考えられませんが柵が無い場所が多々あります。
展望台と言うよりも崖の上のなので踏み外したら最後です…。端っこには近づかないように。


セッラ山群
サッソルンゴの絶景
ロープウェイからの眺め。出発地点に下山します。
ポルドイ峠からの絶景
SASS PORDOI
ドロミテらしい景色が広がります。
ポルドイ峠周辺の峠道
ポルドイ峠周辺の峠道。

展望台で30分ほど過ごし、まもなく出発点に到着。
ポルドイ峠周辺の峠道を上から眺めると改めてその険しい道なのかがよくわかります。

ポルドイ峠はライダーのツーリングスポットとしても人気ですが、自転車乗りの聖地とも言われる場所でもあります。毎年開催される「ジーロ・デ・イタリア」というツール・ド・フランスに並ぶヨーロッパの有名自転車レースで、名物峠コースとして有名なんです。

下山後は再び専用車でドロミテ街道をドライブし、本日の最終目的地であるコルティナに向かいます。
ポルドイ峠からコルティナへのドロミテ街道ドライブ

ポルドイ峠からは峠道をひたすら下って行くので、遠くに広がる絶景を眺めながらのドライブになります。

ファルツァレーゴ峠

ポルドイ峠からドライブすること45分程でファルツァレーゴ峠(2,117m)に到着。写真中央右に写っている建物がファルツァレーゴ峠のレストラン兼売店です。

今回はコルティナへ向かう道中に立ち寄っただけで時間が無かったため、20分程度の写真休憩。

時間があればここからロープウェイに乗ってラガツォイ展望台(2,752m)に上がり絶景を眺めるも良し、そこからハイキングをするも良し、いろいろと組み合わせることが出来ます。
ファルツァレーゴ峠
台形に見える山はアヴェラ山(2,648m)。
ファルツァレーゴ峠からの絶景
一面に緑の絨毯が敷き詰められているようで綺麗!
コルティナ・ダンペッツォの絶景

ファルツァレーゴ峠を出発して20分ほどでコルティナ・ダンペッツォ(1,210m)の町並みが一望できる場所に到着。観光バスでは来られない穴場スポットです。

本日の最終目的地まであともう少し!

コルティナはドロミテ観光の2大拠点となる町ですが(もう一つの拠点はボルツァーノ)、日本人がイタリアを連想した時に「山岳リゾート」を思い浮かべる人はあまり多くない気がします。しかしコルティナはヨーロッパでも有数のスキーリゾートで、1956年に冬季オリンピックが開催されたウインタースポーツのメッカ。そのため、この地域のピークシーズンは12月〜4月です。

6月中旬頃から夏のシーズンとなり、登山やハイキング、絶景のドライブコースとして再び賑わってきます。
コルティナのおすすめホテル

コルティナのホテルに16:30到着。このホテルに今日から2泊です。

コルティナの町中心部という好立地でお店やレストラン、スーパーマーケット、バスターミナルなど全て徒歩圏内です。

外はまだまだ明るいので、チェックイン後は少し休憩してから各自自由に町を散策。
コルティナのおすすめレストラン

本日の夕食はこのレストラン。ホテルから歩いて数分という便利な場所で何を食べても美味しい筆者お気に入りのレストランです。

今回の旅行前半はスイスだったため、料理に関してはそこまで期待できませんでしたが(美味しい物も当然ありますがバリエーションが少ない&価格に見合った味は望めない)、さすがイタリア! 山岳エリアでも美味しい食事が楽しめます。

食事って旅の重要な要素なので、美味しいもの好きの筆者はレストラン選びでいつも気合が入ります^^
コルティナのレストランで美味しいプロシュート
イタリアに来たらやっぱりプロシュートは外せません!
ワインを飲みながらつまめばもう幸せです(笑)
コルティナのレストランで美味しいタリアテッレのラグー
Tagliatelle al Ragu つまりタリアテッレのミートソースです。肉の旨味と麺のアルデンテ加減が最高^^
コルティナのレストランで美味しいカプレーゼ
モッツァレラとトマトの定番アペタイザーと言えばカプレーゼ。シンプルだけどこれが美味しい。エクストラヴァージンをたっぷりかけていただきます。
コルティナのレストランで美味しいラザニア
このレストランのラザニアは本当に美味しい! ホワイトソースが濃厚で肉の旨味もしっかり。病み付きになります。

次のページでは世界遺産ドロミテの定番観光名所「トレ・チーメ」の絶景ハイキングを満喫します!

トレ・チーメのハイキングとミズリーナ湖の絶景