今日は今回の旅のハイライトに一つであるスイスアルプスの小さな村 ミューレンでハイキング。おすすめの絶景ハイキングコースと展望台を巡ります。
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スイス・イタリア山岳リゾート10日間の個人旅行 目次
ツアーでは訪れない個人旅行ならではの穴場スポットをのんびりと満喫します!
今日は今回の旅のハイライトに一つであるスイスアルプスの小さな村 ミューレンでハイキング。おすすめの絶景ハイキングコースと展望台を巡ります。
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3日目 2014年7月3日(木)
本当は9時頃に展望台に登る予定でしたがとても天気が良く、ご夫婦が「もう早く登りたくて仕方ない!」ということで、8時半にはホテルを出発し、シルトホルン展望台へのロープウェイ乗り場へ。
確かにこれだけ天気が良いと何度も来ている筆者もテンションが上がります^^
そのくらい気持ちの良い朝です。1台もガソリン車が走っていないので空気も綺麗でとっても静か。
ミューレンは団体客が全くおらず、個人客がちらほらいる程度でグリンデルワルトとは大違いです。
ここで往復チケットを買い、ロープウェイへ。
シルトホルン展望台はここから1400mも上にあるため、途中でロープウェイを乗り継いで山頂まで登ります。
凄い標高差ですが、ミューレンからシルトホルン展望台まで15分かからず到達できるというのが本当に凄い。
晴れた夏の時期でも山頂は5℃程度と冷えるので、ウインドブレーカー+フリースなどは必ず持参しましょう。シルトホルン展望台(2970m)に到着! ロープウェイは写真の奥の建物の下から発着しています。
ちなみに、奥の丸い建物は回転レストランになっていて、絶景を眺めながらお茶や食事を食べることもできます。
ちなみにこの回転レストラン、『女王陛下の007』の撮影地としても有名な場所なんですが、なんと撮影のために標高3000m近いこの場所にセットとして建物を建て、撮影終了後にレストランに改装して再利用したという逸話が残っています。普通は既存の建物をセット代わりに使いますよね・・・。007、やることが凄すぎる(笑)凄すぎる! この感動的な絶景が間近に迫る迫力は、多分写真からは伝わらないと思います。まさにここへ来た者だけの特権。
世界遺産でもあるユングフラウ地方を代表する名峰が一望できるのはミューレン側の展望台だけ。グリンデルワルト側からは望むことが出来ない、とっておきの展望スポットでスケールが違い過ぎます。ここは絶対におすすめ!
この場所に立ってこの景色を目の当たりにすると、スイスアルプスを制覇した気分になります。
何を制覇したのかわかりませんが(笑)
ちなみに、夏の時期は朝9時頃だとユングフラウ三山(アイガー、メンヒ、ユングフラウ)は逆光気味ですが、10時半頃になると三山に太陽の日が差し込み始めるので写真を綺麗に収めたければ登る時間も考慮すると良いでしょう。
シルトホルン展望台から再びミューレンの村に戻り、今度はハイキングのためのスタートポイントへ向かいます。
このケーブルカーに乗ってアルメントフーベルへ向かいます。
アルメントフーベルはユネスコの世界自然遺産に指定されているアイガー、メンヒ、ユングフラウの3名山を望む絶景スポットとして有名な場所で、様々なハイキングコースのスタート地点にもなっています。
ケーブルカーの乗車時間は4分。270mほど上がります。終点のアルメントフーベル(1907m)に到着し、ケーブルカー乗り場の真上にある山小屋風の展望レストランへ。今日の昼食は絶景を眺めながら食事です! 気分がとっても良いです!
こだわった料理は無いですが、スープ、サラダ、サンドイッチ、パスタやロスティなどが食べられます。
筆者はスイスの山岳名物 アルペンマカロニを注文。主にドイツ語圏の山岳地方で食べる郷土料理です。茹でたジャガイモとマカロニをチーズであえてハムなどを加え、カリカリに揚げたタマネギをトッピング。更に擦りおろしたリンゴソースを混ぜて食べるという、ちょっと面白い料理です。人によってはリンゴソースは混ぜないで食べた方が美味しいかもしれません。
昼食を食べ終えたらのんびりとハイキング開始です! 今日の予定はハイキングのみなので、時間を気にすることなくマイペースで好きなようにハイキングを満喫できます^^スイスアルプスに咲き誇る花を楽しむなら時期を考える必要がありますよね。その年の雪解け時期が目安になるんですが、標高による差というのがあるから難しい。
例えば、ユングフラウ地方では標高1000〜2000mの場所だと5月上旬から下旬には花が咲き、標高2000〜3000mの高地では6月中旬から下旬には花が咲き始めるといった具合です。
ミューレンでのハイキングの場合は6月中旬から下旬には花が咲き始めて、7月上旬にはピーク迎えるといった感じなので、今回はそのベストシーズンに狙いを定めましたが見事的中です^^
ただ、ちょうどこの時期に放牧が始まり、場所によっては草と一緒に花も刈られてしまうので、ピークを迎える少し前を狙った方が安心かもしれません。
アイガー、メンヒ、ユングフラウの3名山を望む絶景は、まさにアルメントフーベルを起点とするハイキングコースの最大の特徴です。
アルメントフーベルのハイキングコースは主に4コースあり、今回はその中でも特に花が多く咲き誇るコースを選んでハイキングしてきました。ハイキング初心者の60代後半のご夫婦でも問題なく歩ける、筆者おすすめの初級ハイキングコースです。
ただ、具体的なハイキングコースについては残念ですが非公開・・・。旅行会社がこれを見てツアー客を大量に送り込む事態を避けたいのが理由なのでご了承を。ごめんなさいね^^ミューレンの村が見えてきました。
かなりのんびり歩きながら、途中で休憩を入れながらハイキングしたので観光局の公式案内よりも長めに時間がかかりましたが、約2時間のハイキングは無事終了です。
まだ夕方まで時間はあるので、一旦ホテルに戻って休憩。その後スーパーに行って明日の列車内で食べる昼食を買い出しに行きました。
夕食は昨日と同様ホテル内のレストランです。ご夫婦もお疲れのようなので、宿泊ホテルでの食事の方が楽なんですよね。小さな村なのでレストランはかなり限られ、基本的にはどこかのホテル内レストランで食べることになります。もちろん宿泊客じゃなくてもレストランの利用は可能なので、元気があれば他のホテルに食べに行くのも良いと思います。明日はミューレンを出発してスイスともお別れ。列車でインスブルック(オーストリア)までの大移動です!
ミューレンからインスブルックまで列車の旅。1日がかりの大移動
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