ESTAの申請方法

ESTA(エスタ)を個人で申請する方法 公式日本語サイトでの書き方

アメリカ入国(乗り継ぎ含む)に際し、個人でオンライン申請が可能です

ESTAとは電子渡航認証システムのことで、アメリカへビザ無しで観光・商用(90日以下)又は通過(乗り継ぎ)目的でアメリカに入国する全ての人に登録を義務付けており、アメリカ行きの航空機や船に搭乗する前にESTA渡航認証を受ける必要があります。

つまり、アメリカで飛行機を乗換えして第3国へ渡航する場合もESTAは必須で、ハワイやアメリカ領も必要です。尚、アメリカでの就労や留学は観光・商用以外の目的になるためESTAの申請はできません。

この申請はインターネットで渡航認証を受けますが、申請は簡単で15分~20分程で完了です。尚、ESTAの申請は本人以外に、家族や親戚、友人による代理申請も可能です。


ESTAの申請について (日本国籍の場合)

ESTA申請の対象者
  • 日本国民であること
  • 他に有効なアメリカのビザを保有していないこと
  • 渡航期間が90日以下であること
  • アメリカへの渡航目的が商用または観光、通過(トランジット)であること
  • アメリカで犯罪歴が無いこと(飲酒運転などの逮捕歴を含む)
  • 2011年3月1日以降にイラン、イラク、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航していないこと(2016年2月18日に改定)

ESTA申請に必要な物
  • 有効な日本のパスポート
  • 申請費用14ドル(一人につき、乳児も同額)
  • クレジットカード(MasterCard、VISA、American Express、Discover(JCB, Diners Club))、又はデビットカード
  • 申請者の連絡先情報
  • 申請者のメールアドレス(申請者に連絡可能な第3者のメールアドレスでも可)
  • 申請者の勤務先情報

ESTAの有効期限: 承認を得た日から「2年間」
いつまでにESTA申請をするか: アメリカへ出発する72時間前までの申請を推奨

その他
グアムや北マリアナ諸島連邦(サイパン、ロタ等)もESTAが必要な地域ではありますが、45日以内の滞在であれば「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)」を使うことでESTAは不要となります。
その他、既に米国査証をお持ちの人もESTAの取得は不要です。

尚、ESTA公式サイトではアメリカへ出発の72時間前までの申請を推奨していますが、当サイトとしては遅くても1か月前にはオンライン申請することをおすすめします。万一オンライン申請で承認されなかった場合はアメリカ大使館での面接予約をしたうえでビザ申請をする必要があり時間がかかるためです。


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ESTA(エスタ)の申請方法と手順 (日本語申請の手順)

ESTA(エスタ)の日本語申請トップページ
(クリックで拡大)
  1. パスポートとクレジットカードを手元に用意。
  2. 公式 ESTAの申請 をクリックし、画面最上部にある [English (U.S./U.K.)] から [日本語] を選択。
    必ずアメリカ合衆国の公式サイト ESTA Application Website を利用すること。米国政府は無許可の第三者が模倣サイトを立ち上げ、情報提供料や申請手数料をとっていることを注意を喚起しています。上記リンクは公式サイトへのリンクなので安心してください。
  3. 左記画面の赤枠 「個人による申請」をクリック。

    代理申請の場合もココをクリック。

    1回の申請で複数人登録する場合(一緒に旅行に行く人全員分など)は、「グループによる申請」をクリックします。

尚、この作業はスマートフォンでも可能ですが、画面が小さいため入力間違いをしやすいうえに確認もしにくいため、パソコンからの作業をおすすめします。
スマホからの申請の場合は入力ミスに注意しつつ、しっかりと確認しながら進みましょう。

ESTA申請者についての情報を入力

ESTA(エスタ)の日本語申請 入力画面
(クリックで拡大)

左記画面を参照しながら記入。全て半角英数字で入力すること。


  • “電子メールアドレス” は基本的に申請者のメールアドレスを記入するが、無い場合は申請者に連絡可能な第3者(家族や友人など)のメールアドレスでもOK。
  • 「勤務先情報」ですが、学生、主婦の場合も「はい」を選択し、“雇用主名” に学生ならSTUDENT、主婦ならHOUSEWIFEと記入します。尚、学生・主婦共に “ホームアドレスライン1” などの必須項目は UNKNOWN と記入すればOKです。
    一部の情報サイトや個人ブログなどで学生の場合「いいえ」でOKという案内も見られますが、公式サイトでは雇用主名の注釈で「学生、小児、主婦、あるいは他の言葉であなたの雇用状況を説明してください」と記述されています。つまりアメリカの入管は申請者が何をやっているかを知りたいので、しっかりと記載することを推奨します。

    自営業の場合は、“雇用主名” に SELF EMPLOYED と記入。

    退職して現在無職(年金受給者を含む)の場合は、以前勤務していた会社を書きます。もし倒産などで現在会社が存在しない場合でも勤務していた時の会社を記入します。

  • 電話番号は日本の国番号81の後、最初の0を除いた市外局番から記入。携帯電話の場合、「090」なら「90」から番号を記入します。

尚、申請者情報入力画面の右側にあるカメラマークの「旅券をアップロード」をクリックするとパスポートの写真を送信することができ、写真を読み取ってパスポート情報を自動入力することも可能です。ただし、少しでも写真が曲がっていたりピントが合っていなかったりすると読み取り不可となるので難しいかもしれません。


アメリカへの渡航に関する情報を入力

ESTA(エスタ)のアメリカへの渡航に関する情報を入力 2ページ目
(クリックで拡大)

アメリカに1日でも滞在する場合は「いいえ」を選択し、このページに宿泊先の情報を入力します。

尚、ESTA申請時に宿泊先ホテルが未定の場合、「氏名・ホームアドレスライン1・市区町村」に UNKNOWN と入力し、「都道府県」の選択では UNKNOWN を選択、電話番号は 0 と入力。そして「米国滞在中の住所」は全て未記入にします。

この宿泊先情報は後から修正も可能です。また、航空会社は乗客の宿泊先をアメリカ合衆国に報告する義務があるため、ESTA申請時に入力をしなくても空港チェックインの際に確認されます(事前入力しておいた方が楽です)。


「米国内および米国以外の緊急連絡先情報」は、日本にいる家族などの連絡先を記入。“電子メールアドレス” は、もしその連絡先の人がメールアドレスを持っていない場合、 UNKNOWN と記入してもOK。

アメリカに滞在せずに乗り継ぎだけの場合は「はい」を選択し、それ以外の入力は必要ないです。

適格性に関する質問の入力

ESTA(エスタ)の適格性に関する質問の入力 3ページ目

自身の病気のこと、アメリカでの逮捕歴や違反歴などについての質問に「はい」か「いいえ」で答えます。一つでも「はい」があれば申請は却下されると思って下さい。その場合はアメリカ大使館でビザを申請することになります。

全て答えたら申請した内容が真実であることの証明として「申請内容に関する証明」にチェックを入れます。

「第三者による代理申請の場合に限定」は、その申請が代理である場合にチェックを入れます。

ESTAの申請内容の確認

ESTA(エスタ)の申請内容の確認 4ページ目

申請内容の確認ページです。間違いがないかどうかしっかり確認してください。

「申請者の情報、渡航情報、適格性に関する質問」の3項目について確認し、それぞれの “確認&継続” をクリックすると「次へ」に進めます。

間違いがあっても支払い前(申請の送信を実行する前)であれば全ての項目について修正可能です。また、申請者のメールアドレスとアメリカでの滞在先情報は申請後でも修正可能です。


しかしながら、申請後(支払い後)に名前、生年月日、パスポート情報を間違えたことが発覚した場合は修正不可のため、再度費用を支払ってESTA申請をやり直す必要があります。その他、「はい」「いいえ」の質問を間違えて答えてしまいESTAが拒否された場合、ESTAの再申請は不可となるためビザ申請が必要になります。

この申請内容の確認ページは念入りに確認しましょう。

ESTA申請料の支払い手続き

ESTA(エスタ)の申請料の支払い手続き 5ページ目
(クリックで拡大)

申請内容の確認を終えて「次へ」をクリックするとこのページに移るので、「今すぐ支払う」をクリックし、クレジットカードでの支払画面に進みます。

尚、今すぐ支払わずに後で支払うこともできますが(7日間以内)、その場合は必ずダウンロードか印刷するなどして手続きの記録を控えておきましょう。

支払い方法はクレジットカード(VISA、Mastercard、American Express、Discover、JCB、Diners Club)、デビットカード、PayPalのみで、銀行やコンビニ振込には対応していません。

尚、クレジットカードは本人名義以外に家族や友人など第三者のクレジットカードで支払うことが可能です。

クレジットカード、またはデビットカード情報の入力

ESTA(エスタ)の申請料のカード決済 6ページ目

全て半角英数で入力します。

請求書送付住所にはカードの名義人の住所を入力しますが、実際には請求書は送られてきません。

全て入力したら「続行」をクリック。


尚、クレジットカードをお持ちでない学生さんにおすすめなのが「デビットカード」で、クレジットカードと同じようにカード決済が出来ます。このカードなら審査が無いのでどなたでも作れますし、お手元に届く日数もわずか数日です。デビットカードにもいろいろとありますが、中でもおすすめなのはジャパンネット銀行のデビットカード。海外での使い勝手も良く、セキュリティーも万全です。

参考:海外で使える便利なカード比較

ESTA申請 完了

ESTA(エスタ)の申請完了 7ページ目
(クリックで拡大)

正常にクレジットカード決済が完了するとこの画面になり、ESTA申請は完了です。

この画像のように “認証は保留中です” となっている場合は少し時間を置いてから、公式サイトトップページの下の方にある「個人申請の状況確認」をクリックし、パスポート番号・生年月日・申請番号を入力して申請状況を確認して下さい。以前は30分以内に結果がわかることが多かったですが、近年は即時に承認されなくなっています。

もし「申請状況」が “認証が承認されました” になっていればESTA取得完了なので、これで終了となります。

ESTA取得の確認

ESTA(エスタ)の取得完了
(クリックで拡大)

この画像のように “認証が承認されました” となればESTA取得完了なので、これで終了となります。

ESTAを取得したら基本的にはプリントなどせずに、何も控えずにアメリカに渡っても何も問題はありませんが、念のためパソコンにダウンロード(PDF)かプリントをしておくと安心ですね。


尚、「情報の更新」をクリックすると、申請者のメールアドレスとアメリカでの滞在先情報のみ修正可能です。

ちなみに、ESTAの有効期限は2年間ですが、パスポートが変わってしまった場合はたとえ有効期限内であってもESTAは無効となるので再申請が必要になります。


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