バックパックの選び方
海外旅行におすすめのサイズ
バックパックの選び方

バックパックのおすすめサイズ 海外旅行での選び方

バックパックのメリット・デメリット、日数や容量による選び方ガイド

バックパッカーの旅の計画をされる方の多くが「どのくらいの大きさのバックパックを準備しよう?」と選び方で迷われると思います。『大は小を兼ねる』という言葉がありますが、バックパックの選び方としては完全な間違いです。

バックパックが大きすぎると重量が重くなり、荷物を背負って長時間歩くことになるため、体への負担はスーツケースやキャリーバッグの比ではありません。

期間、又は旅行慣れの度合いによって、バックパックの大きさ(容量)の選び方をご紹介。カバン選びは海外旅行前の準備で最も重要な事の1つ。しっかりと選びましょう。


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バックパックのメリット&デメリット

バックパックのメリット
  • 背負うため小回りが利き、荷物の持ち運びがしやすい。移動が多く路面が悪い場所の旅行で威力を発揮!
  • 両手が空くので背負ったまま書き物をしたりチケットを買えたりできるので置き引きに合うリスクを減らせる。自分のことは自分で全てやる個人旅行において都合がよい。
  • 場所を取らずどこにでも置く事ができ、コインロッカーに入るので行動範囲が広がる。バスや列車など公共の交通機関の移動でも安心。
  • それなりに丈夫で滅多に破けない。スーツケースのように割れたり、キャスターやロックが壊れて使い物にならなくなることがないので安心して旅行が出来る。
  • バックパック自体が軽いので、LCCの重量制限に大変有利。
バックパックのデメリット
  • 丈夫なので簡単には破けないが、刃物に弱く簡単に切り裂けるので貴重品を入れるなら覚悟が必要。
  • 中身に衝撃や圧力がかかりやすいので、壊れ物を入れる際は細心の注意が必要。
  • 雨に当たると中身まで濡れてしまう(カバーをすることである程度防げる)。
  • 構造によっては荷物の取り出しが大変。特に1気室構造の場合、奥のものを取り出すのに、全部荷物を出す必要がある。
  • 4つ星以上のホテルやリゾートホテルへの出入りが恥ずかしく場違い。

バックパックのサイズ(容量)の目安と選び方 一覧表

バックパックの容量旅行日数の目安選び方
25L 以下1~3日ちょっとしたハイキングや登山に最適
30~39L1週間~3ヶ月女性に最も扱いやすいサイズ。旅慣れている人であれば6ヶ月でも可能(冬は難しいが)。男性なら背負ったまま観光できる大きさ
40~49L1ヶ月~6ヶ月男性に最も扱いやすい、標準的なサイズ。旅慣れている人なら1年間でも問題なし。
女性でも冬服などかさ張る物が多い場合であれば最適だが、重さがある物を詰め込むのであれば少し辛い大きさ。身長160cm以下の人にはあまりおすすめできない
50~60L1ヶ月~1年女性には厳しいサイズ。ただし、冬服など重くは無いがかさ張る物が多いという人の場合はその限りではない
70L 以上3ヶ月以上よほどの体力と体格の持ち主でなければ、おすすめしない大きさ

旅行用バックパックの選び方

バックパックの選び方を間違えると、楽しい旅行で苦痛を味わうことになりかねない重要なポイントなので、しっかりと選びましょう。旅行を楽しむための鍵は、「いかに荷物を軽くするか」です。人は疲れてくるとどうしても「観光するぞ!」という意欲が低下し、楽をすることを考えてしまうので「もう疲れちゃったからやっぱ行くのやめよう」となることが結構あります。

1週間程度なら気力で旅行を続けることが出来ますが、それ以上だとそうもいきません。出来るだけ移動での疲労を避けるため、バックパックの重さには注意しましょう。


バックパックの選び方と重要なポイント

旅行用バックパックと登山用バックパックの違いはありませんが、選び方の違いはあります。海外旅行でのバックパック選びについて選び方のポイントをご紹介します。

  • バックパックの容量について。登山用は様々な装備を持参するため70L以上の大容量を選ぶことは珍しくないですが、旅行用は持っていく荷物がある程度決まっているため、そこまでの容量は必要ありません。
  • バックパックのサイズの選び方で一番大事なのは、「荷物の量や旅行期間」で決めるのではなく、「自分が背負って歩き続けることが出来るか?」です。
    例えば、60リットルのバックパックに衣類やカメラ、食料、お水などを詰め込むと、その重さは15kg程にもなります。持ち物によって重量は前後しますが、4歳の子供を毎日背負ってバスや列車に乗り、ホテルまで歩くことを想像してみてください。男性でも楽ではなく、女性には「これって拷問?」と感じるはずです。
  • 「サイズの選び方」=「自分が背負える重さ」 は、バックパックを背負って小走り出来るかで判断すると良いでしょう。バスや列車の発車時刻ギリギリで、必ず小走りする機会が出てくるはずです。
    また、バックパックのサイズで使われる「45リットル」や「60リットル」という単位ですが、いまいちどのくらいの量かピンとこない方も多いと思います。そんな時は、地元で指定されているゴミ袋を利用します。自治体の指定ゴミ袋は30リットルや45リットルなど量が明確なため、この袋に持って行く予定の荷物一式を入れてみるとわかりやすいです。当然誤差はありますが、容量の選び方の目安になります。
  • 春から秋の旅行なら、背中の通気性がよいバックパックを選ぶことをおすすめします。通気性が悪いと、背中が汗でびしょ濡れになるためです。
  • ワンルーム構造(1気室)のものよりも2気室のバックパックを選ぶことをおすすめします。ワンルーム構造では、下の方に詰めた荷物を取り出す際に全て出す必要があり、2気室に分別して収納できる方がはるかに使いやすい。
  • 腰ベルトがしっかりしたものがおすすめ。肩だけではなく、腰にバックパックの重さがかかる割合が大きいため、長時間背負うには非常に重要な要素です。
  • 数千円で買えるような “安物” は避けましょう。値段と耐久性は比例します。旅行中に縫い目が裂けてしまったりジッパーが壊れたりすると悲惨です。選び方としてノースフェイス、ドイター、ミレー、モンベル、オスプレー、コールマン、カリマーといった有名ブランドがおすすめです。

筆者おすすめのバックパックの容量

筆者のこれまでの旅の経験から、男性なら30~50リットルまでのバックパックがおすすめ。女性なら30~40リットルまでのバックパックがおすすめです。

理由は必要最低限の荷物やちょっとしたお土産を入れることが出来るちょうど良いサイズで、いっぱいに積めても平均的な体力の方なら問題なく持ち歩ける重さで収まるから。
バックパックの重さの目安ですが、男性で10kg以下、女性で8kg以下が理想です。

ちなみに、70リットル以上のバックパックは、よほどの体力と体格の持ち主でなければおすすめしません。

バックパックとおすすめの3WAYカバン

筆者が6ヶ月の旅をした時のバックパック(30リットル)と、町歩き用の3WAYバッグ。かなり小さなサイズで、非常に軽くて扱いやすかったです。このサイズなら背負ったまま普通に観光できました。ただ、40リットルあってもよかったと今となっては思う。

旅慣れていればこの容量のバックパックと町歩き用カバンで半年間の海外旅行でも大丈夫。
マウンテンパーカーやブランケットなど、かさ張る物は写真のように丸めてバックパックに固定し、ビーチサンダルもカバンには入れずに外側にぶら下げておくと、貴重なスペースを確保できます。


荷物のパッキングで迷ったら?

もし「これ持っていこうか? それとも置いてこうか?」と荷造りの時に迷ったら、「本当にそれがないと旅行中に困るか?」と自身に問いただしてみましょう。「あれば便利かもしれないな」と思ったものは大体使わないので、置いて行きましょう!

「必要無い物は持っていかない」と「ある物でどうにかする」が荷物を減らすコツです。

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バックパッカーにおすすめ! 海外で自由にインターネットが使えればメールやFacebookなどのSNS投稿で家族に無事を伝えることもでき、困ったときの手助けにもなります。このWi-Fiルーターレンタルがかなり安く、当サイトからのレンタル申し込みで宅配受取り手数料が無料になります!

女性にもおすすめの注目バックパック!

大型キャスター付きの便利なバックパック。背負うのが大変な時はキャリーとして使えるのがかなり便利です。背中部分はクッションになっており、腰ベルトもしっかりしているので背負い易い。ファスナーは信頼のYKK製。また「いかにもバックパック」ではなくキャリーバッグとしても使えるデザインのため、ちょっと良いホテル宿泊でも恥ずかしくないです。容量は44リットルという程よいサイズなので女性でも使いやすいです。

こちらは上記バックパックに取り外し可能なリュックサックが付いたタイプで、本体45L+リュックサック10L、重さは3.35kg。町歩き用のカバンをこのリュックにしてしまうならこのタイプが便利です。

バックパックの雨対策におすすめのレインカバー

雨が降ってもバックパックの中まで濡れてしまうことを防げるだけでなく、バックパックの汚れ対策にもなります。旅する時期が雨季にかかっている方は強く推奨です。

カバーの選び方はデザインよりもバックパックの大きさに合った物を選びましょう。

バックパック用のレインカバーを探す

バックパックの手入れと洗い方

汗が染み込んだ背中のパッドやショルダーなどは、濡れ布巾などで拭いただけでは汚れが落ちませんし、バックパックは地面に置くことが多いのでどうしてもホコリまみれになりやすいです。そこで家庭でも簡単に洗う方法をご紹介します。

まずは上記写真のように大きな桶や浴槽などに熱めのお湯を張り、中性洗剤を入れて漬け置きします。筆者は汚れを長期間放置していたので一晩漬け置き。翌日水を入れ替えてお湯の中で押し洗いで洗います。生地にはコーティングがしてあるので、強くこすり洗いはしないようにしましょう。やさしく押し洗いです。

押し洗いしたら洗濯ネットにバックパックを入れて洗濯機へ。優しく洗うコースで洗い、脱水が終わったら直射日光が当たらない風通しが良い場所で陰干し。見違えるように綺麗になり臭いも完全に取れました。

汗が染み込んで汚れたまま長期保管してしまうとカビや臭いの原因になり、一度発生したカビは除去するのが困難です。尚、ファブリーズなどの消臭剤は臭いを抑えることは出来ても、根本的に汚れは落ちていないですし、殺菌効果もそれなりです。その場しのぎだと思って下さい。

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実店舗で現物を見て購入するのが最も良いとは思いますが、バックパックを扱っているお店は多くないですし、品数も随分限られます。そこでおすすめするのはネットショップです。

ただ、現物を見ないで買うのが不安な方もいらっしゃると思うのですが、確実に品質が良く失敗が少ない購入方法があります! それは『有名ブランド』のバックパックを選ぶのです。特に世界中のアウトドア愛好者に人気がある有名ブランドのバッグは間違いなく高品質で、筆者が使っているバックパックは10年以上使っていますが未だ現役。本当に丈夫です。

下記に有名どころのブランドをいくつかご紹介しますので参考にしてみて下さい。
尚、リンク先のページではサイズや価格の絞り込み検索もできます。

MILLET(ミレー)
deuter(ドイター)
Karrimor(カリマー)
GREGORY(グレゴリー)
THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)
SALOMON(サロモン)
Columbia(コロンビア)
OSPREY(オスプレー)
MAMMUT(マムート)

その他、参考としてAmazon売れ筋ランキングもご紹介しておきます。ただし、ランキング上位に表示されているバックパックは1万円以下の安価なタイプが中心です。安価なものは耐久性に不安があるものばかりですので、無名ブランドのバッグは慎重に判断することをおすすめします。

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