クレジットカードは海外旅行の必需品!

クレジットカードはツアー、個人旅行、一人旅やバックパッカーの旅、出張や留学など、様々な旅行スタイルで大活躍する必需品ですが、どのようなメリットとデメリットがあるのか?

また、学生さん、定年を迎えて職が無い方など、理由があってクレジットカードを作れない方や、クレジットカードはいろいろと心配で作りたくないという方もいらっしゃいます。そんな時におすすめの代替カードがあります!

海外旅行前に知っておきたい、クレジットカードについてご紹介します。


目次

参考情報国際キャッシュカードと海外専用プリペイドカードの比較


海外旅行にはクレジットカードが便利!

海外旅行のお金の準備に欠かせないのが、クレジットカード。筆者がプライベートや仕事で海外旅行に行く際には必ずクレジットカードを3枚+国際キャッシュカードを1枚持っていきます。理由は下記の通りです。

  • 現金をたくさん持ち歩く必要が無いので安心。小銭が溜まらずお金の管理が楽。お金をいくら持っていくか悩まなくて良い
  • レートが非常に良い(銀行や両替所よりもレートが良い)
  • 両替しすぎて現地のお金を余らす心配がなく無駄が少ない
  • ショッピング保険が付いている(カードによる)
  • 海外旅行保険が付いている(カードによる)
  • レストランでの支払いがスマートで、予約の際にも有利
  • 利用履歴が残るのでどこでいくら使ったか記録を残せる
  • クレジットカードを持っていることで信用を得られる(お金の支払能力)
  • 海外旅行先で便利な各種サービスがある(カードによる)
  • ヨーロッパやカナダなど、免税手続きが簡単
  • 何かトラブルに遭って急にお金が必要になっても安心
  • ポイントが溜まる!

その他、海外旅行に行く前の準備でもクレジットカードは必須です。例えば、筆者の場合は下記の理由で必須となります。

  • ホテルの予約で必要(クレジットカード無しでは予約不可であることが一般的)
  • 航空券のWeb購入で必要
  • 鉄道やバス、現地ツアーをWeb予約する際に必要
  • ESTAやETAなど電子ビザの発給に必要

これだけメリットがあり、海外旅行ではもはや必須。とにかく便利と言うよりは、無いと困るレベルです。また、クレジットカードは複数枚持っていくことをおすすめしています。理由は、お店のカードリーダーとの相性が良くないためにカードが認証されないことが稀にあるためです。実際に筆者も1枚目がダメでも2枚目のカードで認証された経験は何度もあります。

一方、クレジットカードに抵抗がある方は、デメリットを心配されているのではないでしょうか? デメリットとは詐欺や不正請求、盗難などの心配です。
そういった不安がある方は、注意点をまとめたページを準備しているので、【クレジットカードの注意点】 をご参照ください。基本的なことを守れば、安心で便利な海外旅行必須の持ち物となりますし、そもそも、現金を持ち歩く方がよっぽど危険だということを理解して下さい。

ただ、クレジットカードといっても様々なカードがあるのでどれが一番良いのか迷いますよね。そこで、筆者がおすすめするクレジットカードを特集してみました。
海外旅行でおすすめのクレジットカード


ちなみに筆者は海外へ飛ぶときは、必ずクレジットカードを3枚準備していくとお伝えしましたが、上記で挙げた理由の他にもう一つ理由があります。

もう一つの理由

海外旅行保険の傷害・疾病治療費は、複数のカードを持ってると実際かかった費用を上限に、加算されていくためです。つまり、傷害・疾病治療費の保険金額200万円というクレジットカードを3枚持っていれば、600万円まで補償されることになるのです。
ちなみに、「死亡・後遺障害」の場合は、持っているカードのうち最も金額の高いものを限度として支払われるので合算はされません。

意外とこの点について知っている人は少ないので、覚えておいて損はないでしょう。


クレジットカードの代替カード

クレジットカードを作りたくても、学生さんや定年を迎えて職が無い方など、理由があってクレジットカードを作れない方や、クレジットカードはいろいろと心配で作りたくないという方もいらっしゃいますが、クレジットカードを作らずにクレジットカードと同じように使える便利なカードがあります。

そのカードとは、デビット機能付きの国際キャッシュカード、又はプリペイドカードです。クレジットカードの代替カードとしておすすめできるカードは唯一これだけです。

デビット機能付きの国際キャッシュカードとは?
国際キャッシュカードは日本の銀行の普通口座に日本円を入れておけば、海外のATMで現地通貨を引き出せる便利なカードで、デビット機能とは、クレジットカードと同じように店舗やオンラインでカード決済してお買い物ができる機能です(1回払いのみで利用額相当のお金が口座に入っていて利用と同時に引き落とされるのが決済条件)。この2つが合わさったカードがわずかですが存在します。


デビット機能付きの国際キャッシュカードについては、下記ページで比較・紹介しているので参考にしてみて下さい。
国際キャッシュカード、海外プリペイドカードの比較


クレジットカードの円決済とドル決済、又は現地通貨決済の違い

近年、海外のお店(特に免税店)では、クレジットカードでお買い物をする時に店員さんから「円決済とドル決済、どちらにしますか?」と聞かれることがあります。そこで2つの疑問が出てきます。
1.どう違うのか? 2.どちらが有利か? です。

まず、円決済とドル決済の違いから説明しましょう。

ドル決済は買った日のレートではなく、カード会社で決済された日のレートで請求され、通常この決済が一般的です。ところが、円決済というのは買った日のレートで円換算され、その額が請求される仕組みです。しかし!ここで注意! 「その日のレート」というのはクレジットカード会社のレートではなく、お店が独自に設定するレートで円換算されるのです。通常、お店が独自に設定するレートは悪いことが一般的。

つまり、円決済では損をするのが一般的です。そのためドル決済の方が無難ということになります。

円決済とユーロ決済

この場合も上記で説明した通りなので、ユーロ決済の方が無難ですが、ヨーロッパの一部店舗(特に日本人ツアーご用達のお店)では、お店が独自に設定する円レートが非常に良いことがあります。この場合は円決済でお買い物をした方が有利になるので、レートを確認してみてください。こういったお店は円レートが良いことが一つの売り文句でもあるので、聞かなくても店員さんから教えてくれることが多いです。

基本は『円決済よりも現地通貨決済がお得!』と覚えておけば間違いないです。


クレジットカードのキャッシングの裏技

両替よりも良いクレジットカードのレートで現金を引き出せるので当然お得ですが、一番心配なのは高い利息がかかることです。1日ごとに利息がかかるわけで借入日数によっては銀行での両替よりも損をする可能性も。

しかし、利息を最小限に抑える裏技があるんです!

その裏技というのは、キャッシングをした日から締め日の間に利息がかかることに着目すれば良いのです。つまり、締め日に近い日にキャッシングすれば、利息を安く抑えられます。
つまり、ベストなのは締め日にキャッシングすることですが、時差なども考慮して前日又は2日前が安心でしょう。これならクレジットカードで支払いをする際の良いレートで利息もほとんどかからずに現地のお金が引き出せます。

とは言え、締め日を気にしてられないことって普通にあります。そんな時は繰り上げ返済です!


クレジットカードの繰り上げ返済(早期返済)は超絶にお得!

海外ATMのキャッシングで最も得をする裏技と言えば繰り上げ返済(早期返済)です。クレジットカードのレートで現金を引き出せるうえに利息がほぼかからないという最高の手法です。ただ、問題は海外旅行先から簡単に繰り上げ返済(早期返済)ができるのか?という点。実際はネットだけで完結できずに電話で早期返済の申し込みをする必要があるカード会社も多々あり、時間がかかるうえに面倒なことが多いです。

ところが、海外からでも簡単にインターネットで繰り上げ返済できる便利なクレジットカードがあります!

海外キャッシングにおすすめのクレジットカード

このセディナのクレジットカードはキャッシングした日から最短3日間でWebサイトやアプリから繰り上げ返済が可能なので、ほとんど利息がかからずクレジットカードの良いレートで現金を入手できます! カードブランドはVISA、マスター、JCBから選べます。年会費も無料!

リスク分散の観点から筆者は海外キャッシング専用カードとカード決済用のカードで分けて使っていますが、実は筆者がキャッシング専用カードとして常に海外で持ち歩いているのがこのカードです。

注意点として、このクレジットカードは入会時に5000円・10000円・20000円の3つの支払コースから選択することになっており、仮に5000円コースを選択したままで7000円を決済、又はキャッシングした場合、2000円がリボ払いになります。ですので、カードが手元に届いたらWebサイトにログインし「お支払いの変更→あと決めサービス」から設定を「定額支払い」ではなく「ご利用分全額払い」に変更して下さい。こうすることでリボ払いにはならず通常のクレジットカードのように一括払いにすることが出来ます。


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クレジットカードのサインの仕方 漢字?それともローマ字?

クレジットカードが手元に届いて、まず最初にしなければいけないのがカードの裏へのサインを書くこと。その際、海外でも使用することを考えて「サインは漢字にするかローマ字にするか」でサインの仕方をどうするか迷ったと言う方は結構いらっしゃいます。

結論を言えば、どちらでも良いです。

ただ、パスポートのサインで統一することをおすすめします。理由は、パスポートのサインとクレジットカードのサインを照合する店員さんが稀にいるためです。ただ、サインを統一しなければいけないという決まりはありません。

また、「海外でのサインは漢字の方が真似されにくいので安全」といった記述を一部ガイドブックや旅行系サイトで目にしたことがありますが、それは大きな間違いです。中国系闇組織は世界中に点在しており、漢字を真似することは可能なうえ、漢字を使わない国の人が見ても違いを判別するのは困難なためです。


カードサインはフルネームじゃないといけないのか?

結論を言えば、フルネームである必要はありません。苗字だけ、又は名前だけでもOKですし、極端なことを言えばニックネームでもOKです。

「クレジットカードのサイン」で重要なのは “筆跡による本人確認” が出来る事なので、必ずしもフルネームである必要はないのです。例えば筆者の知り合いにモーリスという人がいますが、その人のクレジットカードサインは “Mo” でした(笑) 正直2文字では筆跡確認をするうえでどうなの?とは思いますが、これでもルール違反ではないのでOKなのです。

とは言え、パスポートと照合されることもありますし、ホテルなら宿泊者名と照らし合わせることもあるので、フルネームではなくても自分の名前だと確認できる文字にすることをおすすめします。

クレジットカードの限度額に注意!

ゴールドやプラチナ以外の一般的なクレジットカードの場合、限度額は30万円が初期設定であることが多いです。しかし、ツアー代金、航空券、ホテルなどをクレジットカードで支払う場合は、それだけで限度額に達してしまうことは多々あります。

海外旅行前に、既にどのくらいクレジットカードで支払いをしているのか、しっかりと確認しておきましょう。特に、ブランド物など高価な買い物をする予定の人は限度額に注意です。

必要があれば限度額を上げる申請をしておいたり、カード会社によっては海外旅行のための一時的な限度額引き上げをしてくれるサービスがある場合もあるので、限度額が気になる人は遅くても1週間前には事前準備をしておきましょう。限度額引き上げの手続きに数日を要することもあります。

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クレジットカードのキャッシング枠に注意!

クレジットカードの中には入会時の設定でキャッシング枠が0円になっているものもあるので、海外ATMでキャッシングする予定の人は日本を出発する前に必ずキャッシング枠がいくらに設定されているのかを確認しましょう。海外ATMでいざキャッシングしようとしても現金を引き出せず、実はキャッシング枠が0円だったという事例がかなりあります。