朝食を食べてゲストハウスの目の前のカフェでアイスコーヒー飲んで9時半頃に出発。今日は歩いて観光です。
早速歩き始めるとサトウキビジュース屋を発見。竹のような細長いサトウキビの束と絞り機があるのでわかりやすいよね。
カンボジア人に人気で、これが美味しいんだよ! 冷えてれば最高。絞りたてのジュースは1杯30円程度なので、是非飲んでみて! 暑くて汗をかく国ではとっても良い水分の補給源です。
こちらは見ての通りココナッツジュースの移動販売車。甘みは無くさっぱりしてて、冷えてればそれなりに美味しいんだけど、冷えてないのはマズイ…。
客待ちしながら休憩中のトゥクトゥクのドライバー。午前中からハンモックとは随分とのんびりしてるなぁ〜。
ワット・プノン Wat Phnom
やっと到着。一番最初に来たのがワット・プノンというお寺。プノンペンの名前の由来にもなってるお寺だそうで、プノンペンの数少ない見所の一つ。
写真撮ったり休憩したりして20分程度で次の目的地へ。
カンボジアのトゥクトゥクはバイクにリヤカーを繋げたタイプが一般的でタイみたいな3輪オートじゃないんだね。
町のどこを見てもトゥクトゥクが大活躍。カンボジアに限らず東南アジアはほぼ同じような光景だけど、これって公共交通機関が発達してないからこそ維持費が安くて使いやすいトゥクトゥクやバイクの需要がこんなにもあるんだよなって、あらためて実感。
特にカンボジアではトゥクトゥクの活躍ぶりが半端ないね。つまりカンボジアの交通インフラは人々の移動や物流の需要に全く追いついてないってことだよね。でも、それって確実に経済は上向きで活気づいてる証拠だよなって今回感じた。経済が上向いてなきゃここまで活気づいた人の動きは無いからね。
何気ない日常風景を見ても、いろいろと感じる部分はあるよね。
小学生の送迎までトゥクトゥクなんだね。まぁ、少なくとも中流家庭以上なんだろうけど。見るからに育ち良さそうだし。
物流でも大活躍。その他に移動販売車も見たし。本当にいろんなことに使われてるんだね。生活するうえで重要な足なんだなと。
トゥクトゥクの料金交渉のコツを伝授!
そうそう、トゥクトゥクと言えば料金交渉だけど、そのコツとは「相場を知る」ことと「ぶれない態度」。ただそれだけ。相場は宿の人や飲食店の人など地元の人に聞くんです。
僕の場合は、交渉と言うより「○○ドルでいいよね?」と、いきなり相場で掛け合い、相手がそれより高い額を提示してきたら交渉せずに「No, thanks.」と一言言い放って立ち去るフリをします。値下げしてきても「○○ドル!」と一言だけで交渉には応じず、OKが出なければ容赦なく立ち去ります。すると相手は「わかったよ! ○○ドルでOKだから乗れ!」ってなるので交渉成立。簡単でしょ!(笑) このやり方はどの国でも同じです。簡単に言えば心理戦。
もし引き留められなかったら実際の相場はもう少し高いということなので、もう少し額を上げて次のドライバーに掛け合います。
もし相場がわからなければ、この手法を応用して数人のドライバーを相手にすれば、大体の相場を割り出せますよ。
魚の乾物がいっぱい。大きな川が近いからね。
次にやって来たのがセントラルマーケット。プノンペンに来たツーリストなら必ず寄るんじゃない?っていう場所なんだけど、ここはおすすめ! カンボジアの生活用品や食べ物ってどんなの?っていう疑問に答えてくれるような場所ですね。
服や靴、貴金属、カバン、スーツケース、魚介類、野菜、果実などなど何でもあります。結構広いので急ぎ足でも30分はかかるかな。僕はこういう場所が好きなので1時間ほど写真を撮りまくり。ついでに日差し対策用に帽子を5ドルでゲット。
お土産になるような雑貨もありますよ。
市場はその国の生活を表してるので、その国の事を知りたければ必ず見るべきだし、その国の物価がよくわかります。ということで、なるべく旅の序盤に行ってみましょう。バックパッカーの基本は「物価を知る」ですからね。
東南アジアはフルーツがいっぱい。しかも安い! 値段はキロ表示だったりするんだけど、2ドルくらい渡して「これで買えるぶん下さいな?」っていう感じで言うと適量を袋に入れて渡してくれたりします。
僕が一押しするのがこれ、マンゴスチンです。皮を剥くと白い果肉が入ってて、これが最高に美味い! 果物の女王と言われるだけあって本当に上品な甘さです。ただし、冷やして食べること! 常温だと美味しくないよ。
セントラルマーケットを見終わってちょうどお昼の時間だったので、市場周辺でどこか安い食堂でもないかな?と歩いてたら見つけたお店。覗いてみると客層は地元の人たちで賑ってる。
よし! ここに決めた!
きっと良い食堂に違いない。僕の感は結構当たる。伊達に旅してないからね^^ 地元の人で賑わっててツーリストっぽい人も今はいないみたいだけど、英語メニューも置いてあった。
っていうか、観光客向けの食堂じゃないのにフリーWi-Fiあるんだって。かろうじて英語がわかる店員さんがひとりいたからパスワード聞いてタブレットで接続。ちゃんと繋がったよ。こういう地元向け安食堂でもフリーWi-Fiがあるって、時代とはいえカンボジアも随分と変わってきてるんだね〜って妙に感心。
豚の生姜炒め(チャークニャイ・サッチュルーク) ※ 誕生日じゃないよ
頼んだのは豚の生姜炒め。メニューには「ポーク with ジンジャー」って書いてあったんだけど日本の生姜焼きと違って生姜の千切りがてんこ盛り! これにご飯とアイスティーを頼んでたったの3ドル! 安い! 健康的!
で、今回の旅で初のカンボジア地元料理ということで、どれどれと食べてみる。
美味いよ! カンボジアいいねぇ〜♪
食べ物が安くて美味しい国は良い国です(笑)
カンボジア料理は日本人の口に合うね。これならカンボジアは食事で困らなそうだと一安心。食事って旅の楽しみの一つだからかなり重要だよね。
お腹がいっぱいになったは良いけど、暑い!シャワー浴びたい!ってことでゲストハウスに戻って3時間ほど休憩。
休憩後は王宮に行ってみた。
王宮とシルバーパゴダ。さすが王宮だけあってとっても綺麗。でもそれだけで重みをあまり感じない…。こんなもんかな?
トレンサップ川沿いを歩いてゲストハウスに帰る途中で子供の修行僧を発見。カンボジアは敬虔な仏教国だということを再確認。
平和だねぇ〜って、お兄いちゃん、おしり…。
真面目に推測するに、資金難で小さくなったズボンを履き続けてるのかな…。
ちなみに王宮は11:00〜14:00の間が昼休みでクローズしてるので、訪問の際は要注意! 昼休み長過ぎ…。ついでに入場料は6.5ドルでちょっと高め。
どの国にも光があれば影がある。町中では極貧困層を全く見かけず活気づいた人々だけを見てきた後だけに、一気に現実を見せつけられた想いがした…。
超気になる屋台を発見! 気になるけどまだ和食はいいや。まずはカンボジア料理を食べたいし…。誠実そうなお兄ちゃんの表情が印象的だったな。
プノンペンのナイトマーケット。テーブル席は少なくて狭いので、地元の家族連れなどはゴザの上で食事してます。
ナイトマーケットが毎週金〜日曜日ということで、せっかくだから今日の夕食はナイトマーケットで食べることに。たまたまゲストハウスで知り合った日本人に声をかけたら行くというので一緒に食事。やっぱり食事は誰かと食べた方が断然楽しいからね。
来てみると観光客よりも地元の人の方が圧倒的に多い感じ。ローカル感があっていいね。衣料品とか雑貨店、食べ物屋の屋台が多数出店してて、ステージまで出て歌手が歌ったり踊ったり本当に賑やか。地元の人たちの週末の娯楽なんだろうね。
屋台の値段はどこも同じだから、食べたい物が並んでるお店を選べばいいと思う。サトウキビのジュース屋もあった。
テーブル席があるこの屋台で食べることに。ここから好きな物を自分で取ってカゴに入れて、それを店員さんに渡し、麺の種類と調理法(スープ仕立てと焼きのどちらかを選べる)を伝えればOK。
スープ仕立ての黄色い麺、ベビーコーンに肉を巻き付けたやつ、何かの揚げ物、ビールでたったの3ドル! どれも辛くないので、もし辛味が欲しければテーブルに備え付けの香辛料を好みで加えます。
カンボジアはビールが安い! カウンターの白人スタッフも飲んでるし(笑)
食事をご一緒した日本人と旅の話や日本での話で意気投合し、ゲストハウスの近くのバーのカウンターで飲み直し(笑)
旅での出会いってこういうのが凄く楽しいよね。たまたま出会った人と飲んでおしゃべりしたり。旅してる人って本当にいろんな人がいて、いろんな経験をしてたり、いろんな想いを抱いて旅をしてたりする。だからこそ本当におしゃべりが楽しいし、勉強にもなる。これこそバックパッカーの旅の醍醐味だと思うよ、ホントに。
おごってもらったから値段わかんないけど、生ビール1杯1ドルくらいかな? ご馳走様でした!
ちなみに本日は27ドル(宿代含む)使いました。やっぱり東南アジアは安い!
最後に、プノンペンの印象は「経済発展が目覚ましい途上国の首都」を強く感じたことかな。これといって際立つ観光名所とかはあまり無くて、観光は半日あれば十分。でも今のカンボジアを感じるにはやっぱりこの町は外せない。僕がプノンペンを選んだ理由もまさにこれで、観光目的じゃなかったし。ということで、もし時間が無くて観光だけが目的の人はプノンペンには寄らずに直接シェムリアップ(アンコールワット)に飛んだ方が良いと思う。
ちなみに、カンボジアに行くからには過去にこの国で何があったか?を知っておくべきかなと思う。その歴史があって今があるから。それを知りたければプノンペンの「トゥール・スレン虐殺博物館」は外せないかな。多分衝撃的だと思う…。僕はアウシュビッツなど世界中でこういった博物館を見てるし、知識としてはあったし、時間的都合で今回行かなかったけど。
明日はプノンペンを出発し、長距離バスでシェムリアップを目指します!
プノンペンから長距離バスでシェムリアップへ移動