スフォルツェスコ城

スフォルツェスコ城は、14世紀ミラノの領主であったヴィスコンティ家の居城を、その後の支配者となったスフォルツァ家のミラノ公 フランチェスコ・スフォルツァが1450年に城を改築し、宮殿兼城塞として現在の姿となった。その後も歴代の君主によって、城は防御を固めるべく改築が度々加えられ、17世紀の初めにはヨーロッパで最も堅固な要塞となっていた。

中世イタリアでは、通常町そのものを城壁で囲い、領主の居城は城壁で囲うことはなかった。しかし、スフォルツェスコ城は非常に堅固な城壁とお堀で城を囲い、かつ、町そのものも堅固な城壁で囲う徹底ぶりである。15〜16世紀の北イタリアはフランスや神聖ローマ帝国などとの勢力争いが耐えなかったという当時の事情が垣間見れる。

現在のスフォルツェスコ城の内部は市立博物館として公開されており、ミラノの観光名所として人気がある。

市立博物館には、ミケランジェロの遺作である「ロンダニーニのピエタ」の他、彫刻やタペストリー、フレスコ画などを見ることが出来る。


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