ドゥオモ (ミラノ大聖堂)
イタリア最大のゴシック建築であり、イタリア・ゴシック建築の最高傑作。
145本の小尖塔、外部に2200体、内部に1300体の彫像があり、中央の最も高い尖塔には金に輝く聖母マリア像が見られる。
ミラノのドゥオモは、1386年に着工。ナポレオンが突貫工事を命じたことにより1813年に完成。その後も尖塔や装飾に手が加えられ、500年の歳月をかけて最後の尖塔が完成に至っている。
全長158m、幅93m、全高108.5m、内部面積は1万1700u。イタリアではヴァチカンのサンピエトロ大聖堂、フィレンツェのドゥオモに次いで、3番目の規模を誇る。
第二次世界大戦中の1943年、ミラノは大規模な爆撃を受けたが、連合国側の判断によりドゥオモへの爆撃は避けられ、破壊から逃れている。
ちなみにドゥオモの語源はラテン語の「家」を意味する “Domus” で、つまり神の家の意。
一般的に司教のための司教座が置かれた聖堂、つまり大聖堂を指す事が多い。