海外航空券の手配・予約方法と航空券の選び方　個人旅行におすすめ

1. まず最初に、航空券の検索窓に、出発地を東京、方面をヨーロッパ、国をイタリア、都市をローマに設定し、出発日、現地出発日（日本に到着する日ではなく、現地空港で飛行機に乗る日を選択する）。

   ヨーロッパの場合、一般的に現地出発した翌日に日本帰国となるため、日本に到着したい日の前日を設定しておく。

2. 全ての選択が完了したら、「検索する」の黒ボタンをクリックする。

航空券予約サイトも色々とあり、検索しにくい予約サイトや、表示が見にくい予約サイト、何かと操作が面倒な予約サイトなどいろいろあるため、筆者もいろいろと使い勝手を比較しましたが、DeNAトラベルの予約サイトはとても使い勝手が良いので、個人旅行入門者から旅慣れた人までおすすめできます。

検索結果の画面には海外航空券がおすすめ順で表示されます（おすすめ順は当てにならないことがあるので参考程度に考えておき、基本気にしなくてOKです）。

ここに表示されている料金は燃油サーチャージなどの諸税は含まれておらず、「→この商品の空席照会をする」又は「→この商品のフライトを見る」というオレンジ色のバナーをクリックすると諸税込みの合計金額やフライト情報が表示される仕組みです。

この検索結果の中から、気になる航空券の詳細を確認し、いくつか候補を選んでいきます。

ここを勘違いしないように！
「料金が安い順」に並べ替えも出来ますが、航空券価格の安い順に表示されるだけで、合計金額が安い順に表示されないことにご注意。合計金額は「航空券価格＋燃油サーチャージなどの諸税」なのです。

航空券価格が安くても燃油サーチャージなどの諸税が高いということがあるため、航空券価格が最安値＝合計金額が最安値ではないということです。

検索結果の上位4つの航空券を比較し、注目すべきポイントを下記に解説します。航空券の選び方の参考にしてみて下さい。

1. まず最初に、おすすめ1位のカタール航空を見てみます。
   まず注目は航空券価格が安いこと。しかも、一般的に燃油サーチャージが安いことで知られる中東系の航空会社ということもあり、諸税込みの総支払額はこの航空券が最安値になっています。
2. 最終目的地であるローマ到着時間を見ると、出発同日の18時50分。この時間だとホテルにチェックインする時間が遅くなってしまいますが、無理な時間ではないのでとりあえずOK。
3. 出発時間を見ると、成田ではなく羽田空港から深夜1時出発。「何その時間は！！」と思われる方もいるかもしれませんが、出発の2時間前に空港に着くことを考えれば、意外と無茶な時間ではないと思います。仕事を終えて帰宅してから空港に向かうのも有りだし、仕事を残業して会社から空港に直行することも無理ではありません。しかも、時間が時間だけに飛行機に乗ったらすぐに寝られるというのも都合が良いです。
4. 帰国便を見てみると、ローマを22時40分発ということで帰国日も1日観光を満喫でき、1日得したことになります。
   ただ、東京着が23時25分なので羽田空港から自宅までの電車が無くなっている可能性があることに注意。筆者の場合は車で迎えに来てもらえるため問題なく、購入候補にします。

1. 最も注目すべきは、最終目的地に到着する時間。到着時間が朝7時10分となっていますが、時間の横に記載されている（＋2日）という文字に注目。これは、出発日の2日後に到着するよという意味で、つまり移動に3日間もかかっていることになります。

   ヨーロッパの場合は最短で出発日の同日に到着することが出来るので、この飛行機は時間がかかりすぎです。ただでさえ短い旅行日数なのに、移動で3日間はありえません（何故このフライトがおすすめ2位？ということで、おすすめ順が当てにならないことを示してます）。
2. 上記の理由でこれ以上この航空券を見る必要が無いので候補から外します。

1. 飛行時間が最も少ないヨーロッパ系航空会社としては総合計金額が最安値。しかも、最安値のカタール航空ともそこまで料金差は無いので、十分に候補となります。
2. 到着が同日であることは評価できますが、21:35着ということで、ホテルがローマ中心部の場合はチェックインするのは23時過ぎになる可能性があるため、条件としては悪いです。
3. この航空券の最大の問題は帰りの到着時間です。東京には2日後の到着となり、最短で翌日到着できることを考えたら1日損です。短期間の旅行で1日の損は致命的なため、この航空券は候補から外します。

1. 最安値のカタール航空と比較すると57000円もの料金差がありますが、今のところ候補がカタール航空のみのため、多少高くても条件によっては候補となります。飛行時間が少ないのも注目ポイントです。
2. 同日到着で夕方着は非常に良い条件です。しかし、注目は東京の出発時間です。朝の7時35分ということで非常に早い。
   出発2時間前に空港に着く必要があるため、筆者自宅から始発の電車でも間に合わず、前日に空港近くに宿泊する必要あり。宿泊代金が余計にかかるのがデメリットです。

3. この航空券の最大の特徴と言えるのが、帰国便が5便の中から都合の良い時間を選べることです。この5便の中で比較すると、ローマ滞在時間よりも東京着が翌日朝であることを優先するなら1番目の便、東京着は夕方でもいいからローマ滞在時間が長い方が良いという人は5番目の便がベストな選択となります。

   一般的には5番目の便が最も人気があり、実際に空席も少なくなっているため、早めの予約がおすすめです。

念のため、その他の航空券もチェックしましたがエールフランスより条件の良い航空券は無かったため、候補となったカタール航空とエールフランスの航空券のどちらかを選ぶこととなりました。

結果から言いますと、筆者はカタール航空の航空券を購入。主な理由は下記の通りです。

• とにかく安い。エールフランスよりも57000円安い
• 飛行時間が非常に長いのがネックだが、同日着で帰国便も夜発であるため、イタリア滞在時間はエールフランスと全く同じ
• カタール航空の評判やドーハの新空港に興味があった
• 行き帰り共に、空港周辺ホテルに宿泊する必要が無い

ちなみに、もし筆者が自宅まで電車で帰る必要がある場合、東京着23時25分では終電に間に合わないため空港近くのホテルに泊まることになりますが、それでもカタール航空を選ぶと思います。エールフランスとの差額が57000円であるため、ホテル代が別途かかっても安いことには変わらず、無理して自宅に帰るより空港直近ホテル宿泊の方が体も楽というのもあります。とは言え、もしエールフランスとの差額が3万円程度だったら、飛行時間が圧倒的に少なく、夕方に東京に着くことができるエールフランスを選択します。また、翌日から仕事があり、東京到着日に必ず帰宅する必要があるのなら、多少高くてもエールフランスを選択することになります。

上記画面で、予約したい航空券の「選択したフライトの予約へすすむ」という赤色のバナーをクリックすると、予約内容の確認画面に変わります。

1. この画面には航空券の総支払額、フライト詳細、フライトの変更やキャンセルについての案内、リコンファームの有無・途中降機・予約変更・経路変更などの可否といった航空券ルールが表示されるので、それらをしっかりと確認します。

2. 全てOKなら、画面最下部にあるメールアドレスの入力欄にご自身のメールアドレスを入力しますが、DeNAトラベルを初めて利用する人の場合は「初めてご予約の方」の入力欄に会員登録するためのメールアドレスを入力してから「次へ（旅行者情報入力へ）」の赤ボタンをクリックします。

   予約と同時に会員登録されるため、前もって会員登録しておく必要が無いので、とても簡単で便利です。

上記画面で赤ボタンをクリックすると、旅行者の情報を入力する画面に変わります。ここでの入力を間違えると、最悪の場合は飛行機に乗れなくなる可能性もある重要事項となるため、しっかり確認をしながら慎重に入力して下さい。

1. 飛行機に乗る人の名前（パスポートに記載されているとおりのローマ字を入力すること。一字でも間違えると飛行機に乗れない可能性があるので慎重に！）、生年月日、緊急時の電話番号などを入力。

   尚、基本的に予約の時点ではパスポート番号は必要ないのですが、一部の航空会社では必要になる場合があります。その場合はDeNAトラベルからメールがくるので安心です。ただ、念のためにパスポート番号入力しておくことをおすすめします。

2. 支払方法を選択します。一番楽なのはクレジットカードで全額一括の支払いです。一回の作業で全ての支払いが完了します。

   その他、格安航空券の場合は一時金（お申込金）のみ支払いをして残額を後日支払いという方法も可能です。例えば、今月のクレジットカード利用限度額の残りが少ないため、一時金のみ今支払い手続きし、来月に残額を支払うといったことも可能です。他の予約サイトではこういった細かな手続きが出来ないことが多いので、DeNAトラベルの予約サイトは使い勝手が良いです。

   支払い方法はこの他に銀行振り込み（三井住友銀行、ゆうちょ銀行）、コンビニ支払（ローソン、ファミリーマート、サンクス、ミニストップ、デイリーヤマザキ）が可能なので、クレジットカードをお持ちでない方でもオンライン予約が出来るのが便利。
3. DeNAトラベルを初めて利用する人の場合は画面の一番下に会員登録情報を入力する欄が出てくるので、マイページにログインするためのパスワードなどを入力します。
4. 全ての入力が完了したら「次へ（入力内容確認へ）」の赤ボタンをクリックします。

前の画面で入力した内容、支払方法、合計金額、フライト情報など予約内容の全てが表示されます。

当然全てを確認しますが、特に名前のローマ字がパスポート通りの表記になっているか、パスポートを見ながら再度確認して下さい。
1文字の間違えでも飛行機に乗ることができなくなります。

全てがOKなら「予約内容・規約に同意し、クレジットカード決済をする」の赤ボタンをクリックします。

会員登録したメールアドレスに「航空券入金完了のお知らせ」というメールがDeNAトラベルから届きます。これで航空券の予約は完了です。

購入する格安航空券さえ決まれば、特に何の知識も必要なく、全て日本語で難しい表記があるわけでもなく、入力も氏名や生年月日など最小限で手間も無く、10〜15分程度であっけないほど簡単に予約が出来てしまいます。

ちなみに、左のスクリーンショットを見ればわかりますが、クレジットカードの認証エラーになってしまい、決済ができませんでした。。。それでもしっかり予約されているので一安心＾＾
さすがDeNAトラベルさん、とっても良心的です(笑)

お恥ずかしながら、この予約をした月は偶然にも高額な決済が続いたためにカード限度額をオーバーしてしまったのです。。。
限度額はしっかりと確認しておきましょう＾＾

幸いにも申込金をカード決済できる限度額は残っていたため、この後すぐに申込金をマイページからカード決済し、翌月に残金をカード決済しました。

A4でもB5でも構いません。旅行者全員分のeチケットを印刷して、空港へ持っていきます。

実際のところ、eチケットのプリントが無くてもeチケットの番号がわかれば飛行機に乗る事は可能ですが、eチケットは「予約確認書」としての公的書面になります。つまり、空港のイミグレーション（出入国審査場）で審査官より帰りの航空券の提示を求められた際に、印刷したeチケットを見せればOKなのです。
例えば、イタリア大使館のWebサイトを見ると、90日間までの観光目的の場合はビザ無しで入国できますが、その条件として “往復航空券または航空会社発行の予約確認書” との記載があります。

ですので、帰国便の航空券を持っている証明となるので、必ず印刷して準備しておきましょう。

プリンターがあるインターネットカフェや、コンビニでも印刷することは可能です。また、DeNAトラベルでも1080円で印刷したものを送付してくれるサービスもやっているので、心配無用です。