イシス神殿 (フィラエ島)

アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群

1979年登録 / 世界文化遺産

イシス神殿は、女神イシスを祀る神殿で、古代エジプトの末期、プトレマイオス王朝時代 (紀元前305年 - 紀元前30年) にフィラエ島に建てらた、古代の神殿建築。
主要部は古代エジプトの末期 (プトレマイオス王朝時代) にフィラエ島に建てられ建てられているが、最も古い遺構は末期王朝時代である第26王朝のファラオ イアフメス2世 (在位:BC570〜BC526) の時代に建立された物と確認されており、その後の古代ローマ時代まで増築されている。

イシス(Isis)

イシスとはエジプト神話に登場する女神で、古代エジプトの神々の内で、最も広い範囲で崇拝された神格の一つ。

その崇拝は、献身的な妻、普遍的な母として、イシス信仰はギリシャやローマ帝国の全域にも広がり、現在のキリスト教・マリア信仰の元になったとも言われる。

イシス神殿が最も繁栄をしたのが、2〜3世紀頃の、グレコ・ローマン時代。 ローマ帝国ユスティニアヌス帝の時代である6世紀、異教であるイシス神殿は閉鎖され、キリスト教会に転用。13世紀頃まで教会として機能していた。そのため、破壊から逃れることが出来、神殿としての保存状態は良い。

建築物としては、長期にわたる増改築がされた経緯から、古代エジプトの伝統建築からヘレニズム時代の建築スタイル、古代ローマの建築まで混在。時代の流れとともに移り変わる建築の様子がわかる遺構で大変貴重なもの。


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