シニョーリア広場に面し、フィレンツェ共和国の政庁舎として、1299年から1314年にかけて建設。象徴的な高さ94mの鐘楼は、火災や敵の攻撃を告げるために加えられたもの。
中世の外観をとどめているが、内部は1540年にコジモ1世が入城した際にヴァザーリによって大幅な改装を行っており、一時的ではあるが、メディチ家がピッティ宮殿へ移るまでここを住居としていたこともある。
フレスコ画の題材はピサとの戦闘の模様を描いたものや、コジモを讃え、トスカーナ大公国の創設を祝った題材が多い。ここは1495年に改装された部屋で、当時フィレンツェ共和国の最高協議会に使っていた。現在この建物はフィレンツェ市庁舎として使われている。
Photo Menu