ウフィツィ美術館

ルネッサンス時代のフィレンツェを象徴する美術館であり、イタリア美術の質と量でも世界屈指の美術館である。

美術館の名前となっている「ウフィッツィ」とはイタリア語の「オフィス=事務所」の意味。もともとこの建物はトスカーナ大公国を治めるための政治の中心として、フィレンツェが絶頂を極めた16世紀に建設。大公コジモ1世が公務のためにヴァザーリに設計を依頼した宮殿兼事務所である。

歴代のメディチ一族が収集してきた美術コレクションは国宝級のものばかりであり、その膨大なコレクションを宮殿の最上階にまとめて保存したのはコジモ1世の息子フランチェスコ1世。16世紀後半のこと。

1737年にメディチ家が断絶するが、メディチ家最後の子孫となったのはアンナ・マリア・ルドヴィカ・デ・メディチ(アンナ・マリーア・ルイーザ)である。彼女の遺言には「メディチ家のコレクションは何者もフィレンツェから持ち出さず、一般に公開されること」と書かれており、これを条件に全ての美術品をトスカーナ政府に寄贈することが書かれていた。これにより、メディチ家の遺産は現在のウフィッツイ美術館の母体となっているわけである。

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