時は1565年4月、イスタンブールを出発したオスマン帝国の大艦隊は5月18日、マルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)が治めるマルタ島沖に姿を現し、侵攻を開始。16世紀ヨーロッパで最も有名、かつヨーロッパ史において非常に重要な戦いとなる。
対するオスマン帝国スレイマン大帝は総攻撃を仕掛けるべく48000人の兵とガレー船(当時の軍艦)200隻という史上最大級の軍を率いる。6月23日には聖エルモ砦が陥落し、聖ミカエル砦への攻撃が開始。他の要塞にも一斉攻撃が加えられた。
そして9月7日、騎士団が待ちに待った1万人もの兵から編成された援軍がシチリアより到着。その翌日、オスマントルコ軍はマルタ包囲網を解除。終戦を迎えた。
写真はトルコ軍が聖ミカエル砦への攻撃を仕掛ける場面を描いたもの。
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