サン・マルコ沖に浮ぶサン・ジョルジョ・マッジョーレ島に建つ、修道院聖堂。1566年より建設が始まり、1611年に完成。その後、18世紀末に鐘楼が加えられた。 その美しい姿は「水辺の貴婦人」と謳われ、古典主義様式、4本の列柱を持つ白のファサードが印象的。
教会内には、ヴェネツィア派を代表する画家 ティントレットの「最後の晩餐」などが展示されており、高さ75mの鐘楼をエレベーターで上がれば、ヴェネツィアを一望することが出来る。
ちなみに聖ジョルジョとは、悪魔の化身であるドラゴン退治の伝説で有名なキリスト教の聖人。イタリア語でジョルジョ Giorgio, 英語でジョージ George, ドイツ語でゲオルク Georg, フランス語でジョルジュ Georges, ラテン語でゲオルギウス Georgiusと変化する。
また、「マッジョーレ」とは、イタリア語で”最大”という意味を持ち、つまり、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は「聖ジョルジョのための最大の教会」と訳すことが出来る。
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